茨城県道59号玉里水戸線

茨城県道59号玉里水戸線



茨城県道59号玉里水戸線は、茨城県小美玉市から水戸市に至る、全長約29kmの主要地方道です。この路線は、茨城県の県央地域を南北に結ぶ重要な役割を担っており、地域住民の生活や経済活動を支える基盤となっています。

概要



この県道は、小美玉市田木谷の国道355号との交差点を起点とし、同市堅倉を経由して水戸市赤塚の国道50号に至ります。路線は、北関東自動車道茨城町西インターチェンジ(IC)と接続しており、広域的な交通ネットワークの一部としても機能しています。路線名にある「玉里」は、小美玉市が合併する前の旧自治体名である玉里村に由来しており、その名残が今もなお残っています。

路線データ



  • - 起点:小美玉市大字田木谷字鹿島245番1地先(国道355号交点)
  • - 終点:水戸市赤塚一丁目2053番64地先(国道50号交点、赤塚郵便局前交差点)
  • - 総延長:29.076 km
  • - 重用延長:0.303 km
  • - 未供用延長:なし
  • - 実延長:28.773 km
  • - 自動車交通不能区間延長:なし

歴史



この県道は、複数の旧県道を統合して1994年主要地方道として認定されました。その前身となる県道には、小川鉾田線の一部、紅葉石岡線の一部、堅倉小川線、小岩戸赤塚停車場線があります。1995年には整理番号が59に変更され、現在に至っています。

年表



  • - 1959年:県道小岩戸赤塚停車場線と県道堅倉小川線がそれぞれ認定。
  • - 1993年建設省により、複数の県道が統合され主要地方道玉里水戸線に指定。
  • - 1994年:玉里水戸線として県道路線認定(整理番号75)。
  • - 1995年:整理番号が59に変更。
  • - 2000年茨城町中央工業団地内の道路が供用開始、茨城町西ICへのアクセスルートが開通。
  • - 2001年:中央工業団地造成に伴い旧道の一部が県道指定から除外。
  • - 2002年:美野里町内のバイパス道路の区域が決定。
  • - 2003年:美野里町内の現道改良、水戸市内のバイパス道路が供用開始。
  • - 2004年:小川町内の区間が車両の高さ制限道路に指定。
  • - 2008年:中央工業団地内の旧道区間が指定解除。
  • - 2010年水戸市赤塚の国道50号に接続する新道が開通。
  • - 2011年:水戸市赤塚の重複区間が電線共同溝整備道路に指定。
  • - 2014年:旧終点の旧道が市道に降格。
  • - 2019年小美玉市内の区間が国際コンテナ車の重量・長さ上限引き上げ道路に指定。
  • - 2021年:小美玉市内のバイパス道路改築の区域指定。

路線状況



玉里方面から水戸方面へ向かう際、小美玉市小岩戸地内や水戸市河和田町地内では、本道が左折する箇所があり、注意が必要です。特に、水戸市河和田町の国道50号水戸バイパス交点から水戸市赤塚の国道50号交点までの区間は、線形が複雑で、一部区間はセンターラインがない1車線道路となっています。

北関東自動車道開通前には、茨城町野曽で県道16号と重複するルートがありましたが、新道開通後は一部が廃道となりました。しかし、現在でもその道路跡が残っています。

また、緊急輸送道路として、以下の区間では災害時の被害拡大防止のため、電柱の新設が制限されています。


重複区間




道路施設



  • - 園部新大橋(園部川、小美玉市田木谷 - 中延)
  • - 川根大橋(涸沼川、茨城町上飯沼 - 野曽)
- 橋長136.2mの鉄筋コンクリート桁橋で、1963年竣工。2車線でコンクリート舗装が特徴。歩道が1本併設。
  • - 水戸橋(涸沼前川、水戸市下野 - 高田)

地理



通過する自治体




交差する道路




沿線にある施設など




脚注



注釈



出典



参考文献




関連項目




外部リンク



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