草壁港

草壁港（くさかべこう）について

草壁港は香川県の小豆島町にある地方港湾で、オリーブの島として知られる小豆島の美しい自然とギリシャ風の建築様式を持ったターミナルが特徴的です。この港は、内海湾に位置し、かつては高松港と小豆島の間でフェリーや高速艇の定期便が運航されていました。特に、高松港（サンポート高松）との結びつきは重要で、多くの旅行者がこの港を利用して小豆島を訪れていました。

しかし、2021年3月末をもって運航は休止され、事実上の廃止状態となりました。これは主にコロナ禍や利用客数の減少が影響した結果です。草壁港で運航していた内海フェリーのブルーラインは、所要時間70分で5便/日を提供し、また内海フェリーのサンオリーブシーという高速艇も所要時間45分で5便/日が運行されていましたが、2017年からは運休しています。

港の施設

草壁港には、ギリシャ風の外観が特徴のターミナルビルやフェリー岸壁、浮桟橋などが整備されていました。これらの施設は、訪れる人にとって小豆島の魅力を伝える役割を果たしていました。ターミナルビルでは、旅行者が快適に過ごせるようなスペースが提供されており、オリーブにちなんだデザインが多く取り入れられています。

交通アクセス

草壁港へのアクセスは便利で、土庄港から小豆島オリーブバスに乗ると約30分で到着します。これにより、周辺観光地への移動も容易であり、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。特に、寒霞渓や小豆島オリーブ公園、二十四の瞳映画村、醤の郷いった観光名所が点在しているため、港を起点に様々な活動を楽しむことができます。

周辺の観光地

小豆島の観光スポットとして、寒霞渓はその絶景が人気で、四季折々の美しさを楽しむことができます。また、小豆島オリーブ公園ではオリーブに関する体験ができ、訪問者はオリーブ商品や料理を楽しむことができます。二十四の瞳映画村は、美しいセットや歴史的な背景を生かした観光名所として、多くの人々が訪れています。醤の郷では、醤油作りの伝統を学ぶことができ、地域の特産品を手に入れることができます。

草壁港は多くの魅力を持った場所であり、過去の栄光と現在の景観が融合しているスポットでもあります。運航が休止した現在でも、草壁港周辺の自然や観光地は多くの訪問者に新たな体験を提供し続けています。

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