草薙駅 (静岡鉄道)

静岡鉄道静岡清水線 草薙駅

静岡県静岡市清水区草薙一丁目に位置する静岡鉄道静岡清水線の草薙駅（くさなぎえき）は、駅番号S10として運行されています。JR東海道本線草薙駅からも徒歩3分とアクセスが容易で、静岡清水線の中でもJR線への接続が最もスムーズな駅として知られています。

歴史

草薙駅は1908年（明治41年）12月9日に開業しました。開業当初から重要な役割を担い、かつては急行列車も停車する駅でした。1992年（平成4年）9月1日には自動改札機が設置され、利便性が向上しました。その後も、2011年から2020年にかけて運行されていた急行・通勤急行も停車していました。

駅構造

草薙駅は相対式ホーム2面2線の構造で、改札口は下りホーム新清水寄りに1ヶ所あります。上りホームとの間は構内踏切で連絡しており、バリアフリー対策として、上りホーム踏切脇には多機能トイレが設置されています。この多機能トイレと男女別の温水洗浄便座は、改札内からのみ利用可能ですが、駅係員に申し出れば改札外からの利用も可能です。早朝や夜間はインターホンを使用し、係員の指示に従ってください。駅舎の自動券売機上部には、この旨を示すピクトグラムが掲示されています。

利用状況

新静岡駅や新清水駅は東海道本線から離れており、東海道本線草薙駅を乗り換え駅として利用する乗客が多いことから、草薙駅は静岡清水線と東海道本線の接続駅として重要な役割を果たしています。そのため、利用客数が多く、かつては急行や通勤急行も停車していました。2019年度の1日平均乗降人員は7,673人（乗車人員：3,853人、降車人員：3,820人）を数え、静岡清水線全15駅中2番目に利用者が多い駅となっています。

駅周辺

草薙駅周辺には、様々な施設があります。駅前に位置するJR東海道本線草薙駅を始め、静岡銀行本部、静岡サレジオ高等学校・中学校・小学校、南幹線といった主要施設があります。また、教育機関としては常葉大学静岡草薙キャンパス、静岡県立大学も比較的近距離に位置しています。さらに、生活利便施設としてしずてつストア草薙店も近くにあります。バス路線も充実しており、周辺地域へのアクセスも良好です。

隣の駅

まとめ

草薙駅は、アクセス良好、利用者数も多い静岡清水線における重要な駅です。JR東海道本線との接続の良さから、多くの乗客が利用し、地域社会に貢献しています。駅周辺の商業施設や教育機関、そしてバス路線の充実も、利便性の高さを示しています。今後も、地域住民にとってなくてはならない存在として、発展を続けることが期待されます。

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