草野満代の朝なま報道局

草野満代の朝なま報道局

『草野満代の朝なま報道局』は、2002年4月7日から2004年3月28日までTBS（関東地方ローカル）で放送された報道・情報番組です。この番組は毎週日曜日の午前5時45分から6時45分の間に放送されていました。制作はTBSの報道局によって行われ、同時期に始まった「みのもんたのサタデーずばッと」とは兄弟番組として位置づけられています。このため、両番組の制作部門は共通しており、TBSではフォントのデザインも類似していました。

番組の内容

番組は、当時注目されている政治家や財界人、文化人などをゲストに迎え、草野満代らレギュラー陣がトークを展開する形式が主な内容でした。ただ、番組の後期に入ると、北朝鮮による日本人拉致問題がトークの中心に据えられるようになり、「救う会」のメンバーなどが頻繁に出演しました。これは当時の社会的な関心事であり、視聴者にとっても身近な話題だったことから、番組における重要なテーマとなりました。

放送地域については、JNN系列の一部地域がネットしていた「サタずば」とは異なり、「南日本放送（MBC）」でのみ放送される形となっていました。例えば、天気予報のコーナーでは、全国の天気情報に加えて鹿児島県の詳細な天気予報が特に強調されていましたが、MBCでの放送は2003年3月に打ち切られました。ただし、同年の3月にはイラク戦争に関連した報道のために、一度だけ毎日放送でもネットしました。

出演者

番組の司会を務めたのは、TBS契約アナウンサーの草野満代で、緊急時を除いて和装での出演が特徴でした。年末の最後の放送日には出演しなかったことも記憶されています。

御意見番としては、2002年度には日本経済新聞のコラムニストとして知られる田勢康弘、2003年度には東洋英和女学院大学の教授であり、元毎日新聞ロンドン支局長であった黒岩徹が担当しました。

また、番組ではアシスタントとしてTBSアナウンサーの竹内香苗が出演し、お天気コーナーを担当するのは小林豊でした。小林はその後に放送される『JNNニュース』の天気予報も兼ねていました。

主なコーナー

番組にはいくつかの特徴的なコーナーがありました。特に、「新聞紙面紹介コーナー」や「アテネへの道」というコーナーは、視聴者にとっての情報源として重要でした。また、「おま田勢コラム」や「黒岩徹の徹頭徹尾」といったコラムも放送され、視聴者の関心を引く内容となっていました。

結論

このように『草野満代の朝なま報道局』は、当時の社会情勢を反映した内容や多彩なゲストのトークにより、多くの視聴者に親しまれた報道番組でした。放送を通じて、視聴者はその時代の重要なトピックについての理解を深めることができたと言えるでしょう。

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