草野満代

草野満代の生い立ちとキャリア

草野 満代（くさの みつよ）は、1967年2月4日に岐阜県恵那郡福岡町（現・中津川市）で誕生しました。岐阜県立恵那高等学校の理数科を卒業後、津田塾大学学芸学部数学科を修了し、1989年に日本放送協会（NHK）に入局しました。研修を経て金沢放送局に配属され、ローカルニュースやラジオ番組の担当としてキャリアをスタートしました。

金沢放送局では、特に高校野球の取材に力を入れ、松井秀喜選手が在学していた星稜高校の取材を行ったことで、後のスポーツ番組で再会する名場面も生まれました。また、全国高等学校野球選手権石川大会のラジオ実況中継を担当し、多くのファンに親しまれた実況を行いました。

1991年には東京アナウンス室に異動し、『NHKニュースおはよう日本』や『サンデースポーツ』のキャスターとして活躍しました。また、1995年と1996年には『紅白歌合戦』の総合司会も務め、日本の音楽界を代表するイベントに携わりました。

しかし、1997年初頭にはTBSテレビとの契約報道があり、NHKの職を退職することとなりました。この一件は大きなメディア騒動に発展し、彼女のキャリアにおいても重要な転機となりました。

TBSへの移行とその後の活動

NHK退局後、草野さんはセント・フォースと業務提携し、約半年間のブランクを経て、1997年10月からTBSテレビに専属契約を結び『筑紫哲也NEWS23』のサブキャスターを担当しました。この番組には2006年9月22日放送分まで出演し、同じ時期に朝の情報番組も担任しました。

その後は、民放各局の夕方ワイド番組のキャスターを務めており、2018年4月には自身初となるラジオ番組『草野満代 夕暮れWONDER4』のメインパーソナリティを担当し、リスナーとのコミュニケーションを楽しんでいます。

多様な趣味と社会貢献

アナウンサーとしての活動に加え、法律に関する役職もしっかりと担っています。2009年から法テラスの理事として活動し、さらに2012年には文部科学省の日本ユネスコ国内委員会の委員に任命されるなど、社会貢献にも熱心です。2017年からはスカパーJSATグループの委員、2019年には日本スポーツ協会の副会長にも就任しました。

プライベートと趣味

草野さんの趣味は多岐にわたります。母親の影響で着付けを学び、着物のコンサルタント資格も取得。また、茶道にも親しみ、月に一度お稽古にも通っています。大学時代に初めて訪れたインドやネパールの海外旅行を皮切りに、オリエント急行での旅行や、名所旧跡巡りも楽しむなど、好奇心旺盛な一面があります。休日には自宅でワインを楽しんだり、陶磁器の収集を行ったりするなど、精力的な生活を送っています。

草野満代さんは、アナウンサーだけでなく、さまざまな分野で活躍する多才な人物であり、多くの人々から信頼と人気を集めています。

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