荒川健 (ゲームクリエイター)

荒川健（あらかわ たけし）は、1975年6月19日生まれ、鹿児島県出身の日本のゲームクリエイターです。幼少期からゲーム制作に情熱を燃やし、その才能を開花させてきました。

小学生時代には、ファミリーベーシックやMSXを用いてゲーム制作に没頭。この頃から、ゲーム開発への強い関心を抱いていたことが伺えます。鹿児島県立鹿児島南高等学校を卒業後、上京し、ヒューマンクリエイティブスクールのグラフィックコースに入学。在学中からゲームメーカーでのアルバイトを経験し、1995年にデザイナーとしてヒューマンに入社しました。

ヒューマンでは、主にグラフィック業務に携わりながら、企画やアーケードマシンの開発にも貢献。初めて関わった作品は、人気プロレスゲーム「ファイヤープロレスリングシリーズ」でした。約2年間ヒューマンに在籍した後、1998年5月16日にスクウェア（現スクウェア・エニックス）へ移籍しました。

スクウェアでは、当初テクスチャデザイナーとしてキャリアをスタート。その後、フォントを含む画面デザイン構成全般を統括するメニューデザイナーを経て、ディレクターに昇格しました。ディレクターとしては、『すばらしきこのせかい』で作品全体のディレクションを担当し、『ディシディア ファイナルファンタジー』では製作のトップとして指揮を執るなど、その活躍の場を広げていきました。しかし、2011年11月30日付けでスクウェア・エニックスを退社しています。

その後、グリーに入社し、プロデューサーとしても手腕を発揮。『プロジェクトファンタズマ』（仮称）では、かつてスクウェア・エニックスで同僚だった土田俊郎氏らと共にゲーム制作に携わっています。

代表作としては、「ファイナルファンタジーVIII」、「ファイナルファンタジーIX」、「ファイナルファンタジーX」など、「ファイナルファンタジー」シリーズのテクスチャアーティストを担当。

「キングダム ハーツ」シリーズでは、「キングダム ハーツ」でテクスチャディレクター、「キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ」でメニューデザインディレクター、「キングダム ハーツII」でメニューディレクター、「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」でインターフェースアート監修を務めています。その他、「すばらしきこのせかい」でプランニングディレクター、「ディシディア ファイナルファンタジー」でシニアディレクターを担当しています。

荒川健は、デザイナーからディレクター、プロデューサーへと、ゲーム開発における様々な役割を経験し、その才能を発揮してきました。彼の携わった作品は、いずれも高い評価を受けており、日本のゲーム業界において重要な人物の一人と言えるでしょう。




関連項目
* 野村哲也

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