荒巻全紀

荒巻全紀のプロフィール

荒巻全紀（あらまき ぜんき）は、1980年10月25日生まれの日本の俳優で、HARVEST FILMに所属しています。彼は多様なジャンルでの演技力を発揮し、映画、舞台、テレビドラマなど幅広い作品に参加しています。

演技のキャリア

彼のキャリアは、小澤雅人監督の短編映画『hard cold greenhouse』から始まり、この作品がドレスデン映画祭で特別上映されることで、映画初出演となりました。続いて、原田眞人監督の『わが母の記』や、青山真治監督のドラマシリーズ『最上のプロポーズ』、さらには『贖罪の奏鳴曲』においてもその存在感を示しました。特に、青山監督の舞台『ワーニャおじさん』では主役のワーニャを演じ、その演技力が高く評価されています。

映画への挑戦

俳優としての彼の飛躍的な成果は、映画『菊とギロチン』への出演でも見受けられます。この作品では、一般オーディションに応募し、ギロチン社の倉地啓司役を獲得しました。しかし、実際には応募の際に書類審査はすでに終了しており、実技審査の途中だったため、締切後の参加となりました。幸運にも翌日に空きが出て、オーディションを受ける機会を得たと本人が上映後のトークショーで明かしています。これが、彼の俳優としてのチャンスを広げる大きな要因となったのです。

主な出演作品

ここで彼の代表的な作品をいくつか挙げます。映画では、『hard cold greenhouse』（2006年）、『わが母の記』（2012年）、『月光』（2016年）、『光』（2017年）、『友罪』（2018年）、『菊とギロチン』（2018年）、『日日是好日』（2018年）、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』（2019年）、『タロウのバカ』（2019年）、『MOTHER マザー』（2020年）、2024年公開予定の『湖の女たち』など多岐に渡ります。

舞台においても、KERA・MAPによる『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』（2005年）や、青山真治の演出による『ワーニャおじさん』（2014年）で重要な役割を果たしています。さらに、テレビドラマでは『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』（2013年）や『贖罪の奏鳴曲』（2013年）に出演。

音楽ビデオおよびインターネット放送

音楽ビデオでは、MINAKUMARIの『Sweet Maroon』（2008年）などにも登場しています。また、インターネット放送のドラマ『最上のプロポーズ』（2013年）や、Netflixの『深夜食堂-Tokyo Stories-』第4部「たまご豆腐」の回（2016年）でも彼の演技を楽しむことができます。

まとめ

荒巻全紀は、映画や舞台、テレビドラマなどさまざまなメディアで活躍し続ける俳優です。彼の持つ多才な演技力や独特の個性は、今後の作品にも大いに期待されます。

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