荒巻隆三

荒巻隆三：地方から国政へ、そして再び地方へ

荒巻隆三氏は、1972年10月27日生まれの日本の政治家です。自由民主党に所属し、現在は京都府議会議員として5期目を務めています。かつては衆議院議員も1期務めました。父は元京都府知事の荒巻禎一氏です。

学歴と職歴

荒巻氏は、京都府立洛北高等学校を経て、明星大学情報学部を卒業しました。大学卒業後は、大手下着メーカーのワコールに入社し、会社員として社会人経験を積みました。

衆議院議員として

ワコールを退社後、2002年10月に福岡県第6区で行われた衆議院議員補欠選挙に自民党から出馬し、初当選を果たしました。この選挙では、民主党の古賀一成氏らを破っての勝利でした。当選後は、福岡7区選出の古賀誠氏が率いる宏池会に所属しました。

しかし、2003年の第43回衆議院議員総選挙では、前回勝利した古賀一成氏に敗れ、議席を失いました。

京都府議会議員として

国政から身を引いた後、荒巻氏は地方政治の舞台へと移ります。2007年4月の統一地方選挙で京都府議会議員選挙に出馬し、当選を果たしました。その後、2011年、2015年、2019年、2023年と連続して再選を果たし、現在5期目を務めています。長年にわたり京都府政に貢献しています。

参議院議員への挑戦と挫折

2021年、京都府選挙区選出の二之湯智参議院議員が引退を表明したことを受け、荒巻氏はその後継候補に名乗りを上げました。しかし、党内での候補者選考の結果、京都市会議員の吉井章氏に敗れ、参議院議員への道は閉ざされました。

政治資金に関する問題

2021年9月には、荒巻氏と吉井章京都市議が、同月に行われた城陽市長選挙に立候補した奥田敏晴市長にそれぞれ1万円を寄付していたことが報じられました。当時、荒巻氏と吉井氏は翌年の参院選の公認を争っており、この寄付行為が公職選挙法に抵触する可能性が指摘されました。これに対し、荒巻氏は「奥田氏は党が推薦した候補であり、自身が党府議団の代表幹事であるため、慣例で寄付した」と説明しました。

現在と今後

現在、荒巻隆三氏は京都府議会議員として、地域住民の声を県政に反映させるべく活動しています。地方政治における豊富な経験を活かし、京都府の発展に貢献することが期待されています。

外部リンク

* 京都府議会議員 荒巻隆三 公式サイト


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