荒谷裕秀

荒谷 裕秀（あらや ひろひで）

荒谷裕秀は1998年12月5日生まれの日本のプロバスケットボール選手で、長崎ヴェルカに所属しています。ポジションはスモールフォワードで、背番号は11です。彼は宮城県出身であり、そこでバスケットボールのキャリアをスタートしました。

学生時代の経歴

荒谷は2014年4月に東北高等学校に入学し、バスケットボールチームに参加しました。その当時、1学年上には後に白鷗大学でのチームメイトとなる前田怜緒がいました。彼は2015年12月に行われたJX-ENEOSウインターカップ2015でベスト16に進出し、注目を浴びました。

高校卒業後、2017年4月に白鷗大学に進学しました。在学中の4年次には、第72回全日本大学バスケットボール選手権大会で3位に入賞し、個人としても優秀選手賞を獲得するなど、顕著な成績を残しました。また、大学での活躍が評価され、2020年12月には宇都宮ブレックスと特別指定選手契約を結びました。

プロキャリア

荒谷のプロキャリアは2021年に始まりました。彼は1月3日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦で初出場を果たし、初得点も記録しました。6月には2021-2022シーズンにおいてプロ契約を結び、正式に入団しました。

プロ入り後、荒谷は2021年12月25日の島根スサノオマジック戦で初の先発出場を果たしました。その後のシーズン後半においてはローテーションに定着し、B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22にも出場しました。特に千葉ジェッツとのクォーターファイナルGAME1では、3ポイントシュートを4本含む14得点を挙げ、キャリアハイを更新。チームをB.LEAGUE FINAL 2021-22へ導く重要な役割を果たしました。

2023年6月16日には長崎ヴェルカへの移籍が発表され、その後11月12日の仙台89ers戦ではキャリアハイとなる20得点と6アシストを記録しました。これにより彼の能力と成長がさらに際立ちました。

人物

荒谷は左利きであり、白鷗大学在籍中には「悪魔の左手」というキャッチコピーを持っていました。普段の生活でも左手を使う場面が多く、ラーメン好きとしても知られています。彼は自身のInstagramのほかに、ラーメン専用のアカウントも運営しています。また、2024年9月9日には女子バスケットボールの元日本代表である中田珠未と結婚したことをInstagramで発表しました。

彼の個人成績は、レギュラーシーズンやポストシーズンにおいても着実に向上しており、今後の活躍が期待されます。荒谷裕秀は、その実力と個性的なキャラクターで、ますます多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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