荘司康誠

荘司 康誠 (しょうじ こうせい)

荘司康誠は、2000年10月13日に新潟県新潟市西区で生まれたプロ野球選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する投手です。右投げ右打ちの彼は、189cmの身長と157km/hに達する快速球を持つ才能豊かな選手です。

経歴

プロ入り前

荘司選手は、新潟市立東青山小学校に入学した際に、『青山あらなみ野球少年団』に参加し、野球を始めました。投手や遊撃手として活躍し、その後は新潟市立小針中学校で硬式野球チームに所属しましたが、2年生の時に腰椎分離症を患い、思うように投げられない日々が続きました。この期間は控え外野手としてチームに貢献しました。

新潟明訓高等学校では投手としての本格的なキャリアが始まり、2年春から公式戦への登板を果たし、3年春にはエースに昇格しましたが、甲子園出場は果たせずに終わりました。

大学生活

その後、荘司選手は立教大学に進学しましたが、入学後すぐに右肩の痛みを抱えることになり、ボールを投げることすら困難な状況に陥りました。複数の病院で診察を受けても異常は見つからず、苦しい時期が続きました。しかし、2020年に北川雄介トレーナーの指導を受け、劇的に回復。これにより、再びマウンドに戻り、自己最速の149km/hを記録しました。大学での成績も優秀で、リーグ戦でも印象的なパフォーマンスを見せました。

プロ入り

2022年のドラフトでは1位指名を受け、10月には東北楽天ゴールデンイーグルスに加入が決定。契約金や年俸についても注目され、背番号は19に決定しました。

楽天時代

プロ入り後の2023年シーズン、荘司選手は春季キャンプを一軍で開始し、序盤から先発ローテーション争いに参加しましたが、正式なローテーション入りは果たせませんでした。しかし、イースタン・リーグでの登板を重ね、防御率も安定した成績を残しました。

4月22日の北海道日本ハムファイターズ戦では、プロ初登板となり、5回を1安打に抑える好投を見せたが、打線の支援がなく、初黒星を喫しました。その後も順調に成績を重ね、7月5日のオリックス・バファローズ戦では、6回を無失点に抑え、プロ初勝利を挙げました。

シーズン終了時には、合計19試合に先発し、5勝3敗、防御率3.36という成績を残し、新人最多の109回2/3を投げる活躍を見せました。シーズンオフには年俸のアップも果たしました。

2024年シーズンには、怪我や体調不良に悩まされるも、持ち前の才能を発揮し続け、チームとの絆を深めていくでしょう。

選手としての特徴

荘司選手のストレートは驚異的な157km/hに達し、変化球も多彩です。カットボールに近いスライダーを中心に、カーブやスプリットも使い分けています。また、大学時代には投手としてリーグ戦通算3本塁打を記録するなど、打撃にも未練がない選手です。

楽しいエピソードとしては、彼の愛称「こうじ」は同僚の西口直人によって名付けられました。このように、荘司選手は今後の成長と活躍が期待される若手選手の一人です。

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