荻田直弥

荻田直弥：ラグビーユニオン選手としての軌跡

2002年9月20日に生を受けた荻田直弥選手は、日本のラグビーユニオン界において将来を期待される若き才能の一人です。現在、ジャパンラグビーリーグワンに加盟するNECグリーンロケッツ東葛にその籍を置いています。

彼のラグビー人生は、2015年に学習院中等科の門を叩いたことから始まりました。この学び舎で、彼は初めてラグビーという競技に触れ、その魅力に親しむことになります。中学時代から本格的にラグビーに取り組む姿勢は、その後のキャリアの礎となりました。

2018年には学習院高等科へと進学し、引き続きラグビー部の一員として活動を継続します。中学・高校と一貫してラグビーに打ち込む環境を得たことは、彼の技術と精神力の向上に大きく寄与しました。

高等科を卒業した2021年、彼はそのまま学習院大学へと進学します。大学ラグビーの舞台においても、彼はプレイヤーとして研鑽を積み重ねました。学生生活と並行してラグビーに情熱を注ぐ日々を送る中で、彼の才能はさらに開花していきます。

大学在学中の2024年は、荻田選手にとって飛躍の年となりました。同年3月には、男子セブンズ日本代表候補の沖縄合宿に、若手有望株育成枠であるSDS（Sevens Development Squad）メンバーとして合流しました。これは、彼のポテンシャルが高く評価されていることの証です。

そして、2024年11月には、アジアラグビーセブンズシリーズ2024タイ大会において、ついに日本代表として初めてピッチに立つ機会を得ました。国際舞台でのデビューは、彼のラグビーキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

プロの舞台への扉も開かれました。2025年1月23日、彼はジャパンラグビーリーグワン所属のNECグリーンロケッツ東葛へ、大学卒業を待たずにチームへ合流できるアーリーエントリー制度を利用して加入することが公表されました。これは、チームが彼に寄せる期待の大きさを物語っています。

アーリーエントリーでのプロ入り発表を経て、彼は2025年3月に学習院大学を卒業し、正式にプロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせます。中学から始まった学習院でのラグビーの歩みを終え、新たな環境で自身の能力を試すことになります。

NECグリーンロケッツ東葛の一員として、そして将来的には再び日本代表としても、彼の活躍が期待されます。これまでの弛まぬ努力と経験を糧に、荻田直弥選手がトップリーグの舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目が集まっています。若き才能の今後のさらなる成長と活躍から目が離せません。

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