菅井直樹

菅井直樹（すがい なおき）

菅井直樹は1984年9月21日、山形県山形市で生まれた元プロサッカー選手です。彼のポジションは通常ミッドフィールダーとして登録されていましたが、実際には右サイドバックとしての活躍が目立ちました。サッカーのキャリアにおいて、彼はその優れたプレースタイルで、多くのファンの心を掴みました。

来歴

菅井は2003年に山形中央高卒業後、当時J1リーグに所属していたベガルタ仙台に入団しました。初年度は出場機会が無かったものの、2年目から出場機会が増え、2006年にはレギュラーとしてチームに欠かせない存在となりました。2011年には「Mr.ベガルタ」と称された千葉直樹が引退してからは、当チームの最古参選手としての責任を担うことになりました。また、彼は2019年1月に現役を引退し、同年にベガルタ仙台の地域連携課のスタッフに就任。その後、2023年2月にはアカデミースカウトとして活動を開始しました。

人物・エピソード

菅井は右サイドバックを主に務めていたにもかかわらず、その攻撃センスと得点感覚に定評があります。彼はゴール前でのシュートを得意とし、しばしばサポーターから「何でお前がそこにいるんだよ攻撃」と称されたほどの神出鬼没なプレイスタイルを見せました。また、セットプレーにおいてもチームの得点の一翼を担い、その存在感を示しました。彼の愛称である「キン」は、同姓の女優の菅井きんに由来しており、入団当初からコーチ陣に呼ばれることで広まりました。

彼の高校時代の同級生には、スピードスケートのオリンピックメダリスト、加藤条治がいます。両者は今でも連絡を取り合う関係です。さらに、彼は2009年3月8日に行なわれたコンサドーレ札幌との試合で先制（決勝）ゴールを決めた際、嬉しさのあまりピッチの高さ約2.5mのステージから飛び降りてしまったというエピソードもありますが、幸運にも怪我はありませんでした。

所属クラブ

菅井は山形第四中学校を卒業後、山形県立山形中央高等学校、そして2003年から2018年までベガルタ仙台に在籍しました。彼は選手として、個人的な成績も残しており、公式戦の経験を豊富に持っています。彼のJリーグ初出場は2004年3月13日、横浜FCとの試合で、初得点は2006年4月5日にサガン鳥栖相手に記録しました。

タイトルおよび指導歴

菅井は2012年にJリーグ優秀選手賞を受賞し、その実績を認められました。引退後は、2019年からベガルタ仙台で地域連携課スタッフとして活動を始め、2023年からはアカデミースカウトとして次世代の選手育成にも貢献しています。

菅井直樹は、そのサッカー選手としてのキャリアを経て、引退後もサッカー界に寄与しており、才能ある若手選手の発掘に尽力する姿勢が期待されています。

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