菅原美智子

菅原 美智子（すがわら みちこ）

1958年12月14日、秋田県仙北郡仙北町（現在の秋田県大仙市）に生まれた菅原美智子は、日本のフリーアナウンサーであり、現在は福島市議会議員としても活動しています。彼女のキャリアは、学生時代に芽生えた放送への情熱から始まりました。

秋田県で育った菅原氏は、小学生から高校生にかけて放送クラブで活動に励んでいました。この学生時代の経験が、後のアナウンサーとしての道へと繋がっていきます。聖霊女子短期大学の英語科を卒業後、1981年4月にラジオ福島へアナウンサーとして入社しました。

ラジオ福島では、多岐にわたる番組を担当し、地域に根差した放送を通じてリスナーとの間に厚い信頼関係を築き上げました。自身の担当番組に寄せられたリスナーからのイラストやポエムに心を動かされ、それらの作品を選りすぐって手作りのポエム集として発行したエピソードは、リスナーとの温かい交流を示す一例です。また、アナウンサーとしての実力も高く評価されており、1984年度には日本民間放送連盟賞のCM部門でラジオCM優秀賞を受賞しています。

およそ38年にわたるラジオ福島でのアナウンサー生活を経て、2019年3月に定年を迎え、フリーアナウンサーとして新たな一歩を踏み出しました。ラジオ福島を退職した後も、一部の担当番組には2023年5月まで継続して出演し、多くのリスナーに変わらぬ親しみやすい語り口を届け続けました。

アナウンサーとして地域社会の声に耳を傾けてきた経験は、彼女を政治の世界へと導きます。2023年7月9日に実施された福島市議会議員選挙に、無所属候補として立候補。長年のキャリアで培われた知名度と信頼を得て、見事に初当選を果たしました。これにより、彼女はアナウンサーから政治家へと活動の場を移し、市民の代弁者として地域活性化や市政発展に貢献する役割を担うことになりました。

長年にわたりマイクを通して人々に語りかけ、コミュニケーションを大切にしてきた菅原氏。その経験は、議員として市民一人ひとりの声を聞き、政策に反映させていく活動において、大きな強みとなるでしょう。現在はFM Mot.comで「サロン・ド・美智子～ようこそふくしまの空へ～」を担当するなど、メディアでの活動も続けつつ、福島市議会議員として市民のために精力的に活動しています。

彼女が過去に担当した主なラジオ番組には、以下のようなものがあります。

情報エリアフラッシュ4
ミュージックフォーハートイン東芝
夜はこれから
クボタ歌謡カレンダー
コルニエツタヤからこんにちは
rfcワイド午後一番!
それいけAM!AM!こちら下荒子8番地
昼の希望音楽会
丸萬ミュージックフィールド
かっとびワイド 新と美智子の午後いちばん！！（木曜）
かっとびワイド テヅと美智子のどこまでいうの（月曜）
おいしいラジオ
歌のない歌謡曲（1987年～2019年）
さわやかマイタウン
グリーンメロディー
子供の夢の青い窓
* ORANGETIME

アナウンサーとして培った豊かな経験と、新たに加わった政治家としての視点を通じて、菅原美智子氏は福島県、特に福島市の発展に貢献していくことが期待されています。市民の声に寄り添う彼女の活動は、今後も多くの注目を集めるでしょう。

（参考資料：本人ウェブサイト、Xアカウントなど）

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