菅平高原スキー場

菅平高原スキー場

菅平高原スキー場は、長野県上田市（旧真田町）の菅平高原に広がる、歴史あるスキー場です。複数の運営会社によって管理されていますが、全体を「菅平高原スノーリゾート」という名称で統一し、多様なニーズに応えるゲレンデ展開をしています。

特徴

1928年に開設された菅平高原スキー場は、緩やかな斜面が多く、初心者から中級者まで楽しめるコースレイアウトが特徴です。広大なエリアを有しながらも、標高差や滑走距離は比較的短めですが、晴天率の高さと、人工降雪機による安定した雪質維持により、快適なスキー体験を提供しています。

かつてはヘリスキーが楽しめることで知られていましたが、現在は根子岳山頂へのスノーキャットツアーが人気を集めています。山頂からの眺望は素晴らしく、約6kmのロングクルージング（圧雪）を楽しむことができます。

首都圏からのアクセスも良く、日帰りスキーも可能ですが、周辺には多くのホテルやペンションが点在しており、滞在型のスキー客にも人気です。特に学生の誘致に力を入れており、平日には多くの学生で賑わいます。

ゲレンデ構成

菅平高原スキー場は、主にダボス・太郎・パインビークの3つのエリアに分かれています。パインビークエリアは、さらにオオマツエリアとつばくろエリアに分かれています。

ダボスエリア: 根子岳の裾野に位置し、中斜面が中心のエリアです。「日本ダボス」とも呼ばれ、広々としたゲレンデが特徴です。奥ダボスゲレンデからは北アルプスの絶景を望むことができ、スノーキャットツアーの出発点でもあります。シュナイダーゲレンデには、スイス・ダボス町との姉妹都市提携を記念した塔があります。
太郎エリア: 太郎山に扇状に広がるエリアで、変化に富んだコースが楽しめます。中級者向けのコースが多く、初心者向けの緩やかな太郎ロングコースや、一枚バーンが特徴のシーハイルコースなどがあります。ナイター営業も行われています。
パインビークエリア: 大松山・つばくろ山の東斜面に位置し、オオマツエリアとつばくろエリアに分かれています。オオマツエリアは、菅平エリアで最も標高差があり、急斜面が多いのが特徴です。国際大会も開催されるチャンピオングランプリコースがあります。つばくろエリアは、急斜面が多く、上級者向けのゲレンデです。全日本アルペンナショナルチームが利用したポールバーンがあります。

施設

リフト: クワッド4基、トリプル7基、ペア8基の計19基
パーク: 裏ダボス・日の出・オオマツに設置
ICカード式リフトゲートシステム: ダボス・太郎エリアで導入

複数の運営会社がゲレンデを運営しているため、共通のセンターハウスはありません。各エリアを結ぶシャトルバスが運行されています（有料）。

アクセス

車: 上信越自動車道 上田菅平ICから20km、または須坂長野東ICから22km
公共交通機関: 北陸新幹線上田駅から上田バス菅平高原線

営業時間

全日: 8:30 - 16:30 (12月・1月)、8:30 - 17:00 (2月・3月)
ナイター: 18:00 - 21:00（原則 金・土曜日営業）

ゲレンデ構成

初級: 60%
中級: 30%
上級: 10%

運営

ダボス・太郎エリアは、複数の会社によって運営されています。

日の出・天狗ゲレンデ: 株式会社菅平スキーハウス
奥ダボスゲレンデ、根子岳スノーキャットツアー: 上田リゾート観光株式会社
シュナイダーゲレンデ: シュナイダー索道合同会社
その他ゲレンデ: ハーレスキーリゾート

パインビークエリアは、菅平大松山開発株式会社（株式会社マックアース傘下）が運営しています。

全山共通リフト券・シーズン券が販売されていますが、ダボス・太郎エリアとパインビークエリアではリフト券システムが異なるため、エリア移動の際にはチケット交換が必要です。

周辺情報

峰の原高原スキー場: 奥ダボスエリアと隣接しています。

外部リンク

菅平高原スノーリゾート
菅平高原 ハーレスキーリゾート
太郎エリア 日の出・天狗ゲレンデ - 株式会社菅平スキーハウス
奥ダボススノーパーク - 上田リゾート観光株式会社
菅平高原シュナイダーゲレンデ - シュナイダー索道合同会社
信州菅平高原パインビークスキー場 - 菅平大松山開発株式会社/株式会社マックアース

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