菊地絵理香

菊地 絵理香について

菊地絵理香（きくち えりか）は、1988年7月12日に北海道苫小牧市で生まれた女子プロゴルファーです。現在はミネベアミツミに所属しており、兄姉もプロゴルファーとして活躍しています。絵理香は幼少期からゴルフに親しみ、6歳の頃にゴルフを始めました。ゴルフ教室を開いていた父の影響を受け、早くからその才能を開花させていきました。

来歴

彼女は中学生時代から頭角を現し、2003年には「日本女子アマチュアゴルフ選手権」でセミファイナリストとしての成績を収めました。同年7月に北海道で開催されたツアーにはアマチュアとして参加し、その後のキャリアの基盤が築かれました。

中学卒業後は、名門の東北高等学校に進学し、そこでも多くの成果を収めました。高校1年のときの「東北ジュニアゴルフ選手権」や、3年生のときには「全国高等学校ゴルフ選手権」で優勝するなど、未成年の頃から日本のゴルフシーンでの存在感を示していました。

高校卒業後、彼女は2007年にLPGAプロテストを受けますが、不合格となってしまいます。しかし、同年にLPGAサードクォリファイングトーナメントへ進出し、次第にプロとしての道を歩むこととなります。

2008年には、サードQTの進出者の資格を得て、LPGAツアーでプロデビューを果たしました。彼女の初出場は「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」であり、その後、LPGA最終プロテストに合格し、80期生として新たなスタートを切りました。

成績と実績

2012年には自身初のシード入りを果たし、年間獲得賞金ランキングで43位にランクインしました。2014年にはオンワードホールディングスに所属し、ゴルフキャリアのさらなる飛躍を遂げます。

2015年に「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初優勝を果たし、同年の賞金ランキングでは8位にランクインしました。この年には報知プロスポーツ大賞・フレッシュ賞も受賞するなど、その実力が評価されました。

2016年には「スタジオアリス女子オープン」で大会トーナメントレコードを樹立し、続けてLPGAツアーでの2度目の優勝を獲得します。2017年には「Tポイントレディスゴルフトーナメント」で3度目の優勝を果たし、外国人選手の連勝を打破する快挙を成し遂げました。

2018年には賞金ランクで自身最高位の7位に入るなど、着実に実績を重ねていきます。2019年には賞金ランク25位となり、この年まで8年連続で賞金シード入りを達成し、プライベートでもプロキャディの新岡隆三郎と結婚しました。

2021年には「アース・モンダミンカップ」で20アンダーのスコアを記録し、4年ぶりの優勝を達成し、JLPGAツアーでの勝利が続きました。また、2022年には資生堂レディースで2位タイとなり、生涯獲得賞金が6億円を超えた記念の年となりました。

2023年8月のニトリレディスでは、最終日に雷雨による打ち切りとなったものの、プレーオフでの勝利も果たし、ツアー通算6勝目を見事に達成しました。菊地絵理香は今後もさらなる活躍が期待される選手です。

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