菊池民一

菊池民一（きくち たみいち）は、1887年7月13日に東京で生まれ、1974年9月7日に生涯を閉じた日本の政治家です。彼は、地方自治の発展に尽力し、東京都政において重要な役割を果たしました。

菊池は、1926年に牛込区会議員に初当選し、2期7年務めました。その後、1933年には東京市会議員となり、1940年からは東京府会議員も兼任しました。1943年、東京市と東京府が統合され東京都が発足すると、菊池は同年9月の第1回東京都議会議員選挙で当選し、都議会議員としてのキャリアをスタートさせました。彼は、都議会議員を7期務め、その間、東京都選挙管理委員会委員長や東京都議会自由党幹事長などの要職を歴任しました。

1951年5月には、第7代東京都議会議長に就任し、東京都議会を率いました。また、全国都道府県議会議長会会長にも選出され、全国の地方議会の発展にも貢献しました。議長退任後も、地方制度調査特別委員会委員長、オリンピック大会招致実行委員会委員長、オリンピック大会準備実行委員会委員長、皇孫殿下誕生賀表, 賀牋起草特別委員会委員長など、様々な役職を務めました。これらの役職を通じて、彼は、東京都の発展や国際的なイベントの成功に貢献しました。

1969年、菊池は長年の都議会議員としての任期を終え、政界を引退しました。1974年9月7日、その生涯を終えましたが、彼の地方自治に対する貢献は、今日でも高く評価されています。

菊池の功績を称え、1954年には藍綬褒章が授与されました。また、没後には正五位が追贈され、勲三等旭日中綬章が贈られました。これらの栄典は、彼の政治家としての卓越した功績と、社会への貢献を物語っています。

菊池民一は、地方自治の発展に情熱を注ぎ、東京都政の重要な局面でリーダーシップを発揮した人物として、その名が記憶されています。

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