華 (松本孝弘のアルバム)

アルバム『華』の概要

『華』（はな）は、日本の著名な音楽ユニットであるB'zのギタリスト・松本孝弘が、Rooms RECORDSからリリースした5枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、2002年2月27日に松本が同時に発表したミニアルバム『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』と一緒に発売されました。

アルバムの特徴

この作品は「TAK MATSUMOTO」名義ではなく、「松本孝弘」として発表されたもので、メロディックな楽曲を主に特徴としたインストゥルメンタル・アルバムです。アルバムタイトルの「華」は、より魅力的な存在になりたいという松本の願望を表現しています。彼は、最近では海外でのレコーディングも増え、自らが「東洋人」であることを再認識するようになったと語っています。この気づきは、2001年にB'zとして行った初の海外公演である台湾・香港で感じたことが影響しています。特に、松本は「今まで僕たちや僕の音楽を聴いていない人にも聴いてもらいたい」という想いを強く持っています。

ジャケット撮影と海外盤

なお、2001年にはアルバムジャケットの撮影のために松本自身が母校の豊中市立上野小学校を訪れるなど、彼の音楽活動は多方面にわたっています。また、2003年2月25日にはスティーヴ・ヴァイが率いるレーベル「Favored Nations」から米国盤もリリースされ、この米国盤にはボーナス・トラックとして「Trinity」と、ミュージック・ビデオが収録されているCD EXTRA仕様となっています。このアルバムは、Rooms RECORDSからリリースされた最後の作品でもあり、発売から3ヵ月後にレーベル名は「VERMILLION RECORDS」に変更されました。

収録曲の詳細

アルバムには以下の楽曲が収録されており、各楽曲には特別なエピソードが存在します。

• - 恋歌（Koi-Uta）: 二胡奏者のチェン・ミンと共演したこの曲は、テレビ朝日系『ミュージックステーション』で披露されました。
• - #1090 [千夢一夜]（#1090 - Asian Sun）: 先行披露された2ndシングルのリメイクで、松本は「これがこの曲本来の姿」と語っています。スティーヴ・ヴァイがミックスを担当しました。
• - 華（Hana）: 本作のタイトル曲で、再びチェン・ミンとの共演が見られます。
• - 街（Machi）: 七緒香に提供した楽曲が原曲です。
• - 御堂筋BLUE（Midousuji Blue）: 大阪のメインストリートにインスパイアされた曲。
• - 朱 〜朝焼け〜（Red Sky）: 大阪のイメージを描いた作品。
• - Little Wing: ジミ・ヘンドリックスのカバーであり、インストゥルメンタルとしてアレンジされています。
• - Romeo & Juliet: 映画『ロミオとジュリエット』のテーマ音楽のカバー。
• - hallelujah: 賛美歌をイメージした短い曲。
• - ENGAGED: GLAYのTAKUROが作曲した作品。
• - You know....: 七緒香に提供した楽曲のアレンジ版。
• - 2011: アナログ・ディスクの音から着想された作品です。

参加ミュージシャン

このアルバムには、多くの才能あるミュージシャンが関与しており、松本孝弘自身のギターや作曲、さらにはスティーヴ・ヴァイのミックスもあります。松本は常に新しい音楽の追求をしている姿勢が、これらの楽曲に深く反映されています。アルバム『華』は、音楽ファンにとって特別な一枚となるでしょう。

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