萩原直之

萩原直之

萩原直之（はぎわら なおゆき）は、1890年（明治23年）9月10日に東京府で生まれた、大日本帝国陸軍の軍人です。最終階級は陸軍少将で、功三級の勲功がありました。

軍歴

萩原直之は陸軍士官学校を第24期生として卒業し、軍人としてのキャリアをスタートさせました。1938年（昭和13年）7月15日には陸軍歩兵大佐に進級すると同時に、第12軍司令部附となり、日中戦争に出征しました。その後、1940年（昭和15年）3月には歩兵第59連隊長に転じ、部隊を指揮しました。

1941年（昭和16年）12月には仙台陸軍幼年学校長に就任し、後進の育成に尽力しました。1942年（昭和17年）8月には陸軍少将に進級し、その軍歴は頂点を迎えました。

1943年（昭和18年）2月15日には、朝鮮軍の第19師団に所属する第19歩兵団長に任命されました。しかし、同年8月2日には第19師団司令部附となり、10月29日に待命、翌10月30日には予備役に編入されました。この異動の理由は公式には明らかにされていませんが、彼の軍歴における重要な転換点となりました。

人物

萩原直之は、軍人として真摯に職務を遂行し、陸軍の発展に貢献しました。日中戦争という激戦地での経験や、幼年学校長としての教育活動を通じて、多くの将兵に影響を与えたと考えられます。最終的に予備役編入という形で軍を離れましたが、その軍歴は日本の歴史に刻まれています。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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