萬盛橋

萬盛橋（ばんせいばし）は、新潟県燕市熊森の信濃川に架かる新潟県道256号分水栄線の橋梁です。橋長は108メートルで、桁橋の一種であるPC単純T桁橋が8連で構成されています。新字体を用いて万盛橋と表記されることもあります。

概要

形式: PC単純T桁橋8連
橋格: 2等橋
橋長: 108.00 m
幅員:
総幅員: 3.5 m
有効幅員: 3.10 m
基礎: 鋼管杭基礎
施工: 横山組

歴史

萬盛橋は1963年（昭和38年）3月に竣工し、同年5月2日に開通しました。しかし、開通の翌年に発生した新潟地震により被災し、1968年（昭和43年）3月まで復旧工事が行われました。

当初、萬盛橋は県道ではなく熊ノ森地区土地改良区の管理下にありましたが、町村道を経て1987年（昭和62年）に県道に昇格し、新潟県道256号分水栄線となりました。この県道への昇格は、県による架け替えを目的としたものとされています。

萬盛橋は幅員がわずか3.5メートルと非常に狭く、河川管理上の問題もあることから、度々架け替えを求める声が上がっていますが、現在まで実現していません。

1980年代には、上流側に架かる本川橋の老朽化が進んでいたこともあり、萬盛橋を先に架け替えて本川橋の代替橋とし、その後本川橋を架け替える計画がありました。しかし、本川橋の劣化が著しかったため、新潟県の三条土木事務所・巻土木事務所および分水町・中之島村の4者間で協議が行われ、本川橋を優先して架け替えることになり、萬盛橋の架け替え計画は中止となりました。

萬盛橋の架け替え場所については、北側にある新潟県道18号燕地蔵堂線と橋との間が100メートルしかなく、現位置に架け替えると急勾配になることから、上流または下流への架け替えも想定されています。

2019年度（令和元年度）から2020年度（令和2年度）にかけては、冬季に全面通行止めを行い、防護柵の取り替えなどの補修と、歩行者の安全確保のために待避所が3か所設置されました。

外部リンク

新潟県三条地域振興局地域整備部 - 橋梁管理者
空から見る信濃川下流 - 国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所

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