落合一泰

落合一泰

落合一泰（おちあい かずやす、1951年 - ）は、日本の著名な文化人類学者であり、現在は明星大学の学長、そして一橋大学の名誉教授を務めています。彼の専門は文化人類学であり、特にマヤ文明の研究において多大な業績を上げています。

人物・経歴

東京都出身。

東京教育大学附属駒場高等学校を卒業。
1975年、東京大学農学部農業経済学科を卒業。
1983年、ニューヨーク州立大学オールバニ校大学院人類学科博士課程を修了し、人類学博士号（Ph.D. in Anthropology）を取得。
1984年、東京大学大学院社会学研究科文化人類学専門課程博士課程を単位取得満期退学後、中部大学国際関係学部に専任講師として着任。
1985年、中部大学国際関係学部助教授に昇進。
1988年、帝京大学文学部国際文化学科助教授に転任。
1991年、茨城大学教養部助教授。
1994年、茨城大学教養部教授に昇進。
1996年、茨城大学人文学部人文学科教授に就任。
1997年、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻相関文明論（文化人類学）教授として迎えられる。
2010年、国立大学法人一橋大学理事・副学長（教育・学生担当）に就任し、大学運営にも携わる。
2015年、明星大学付属教育研究機関である明星教育センター教授に就任。
2018年、明星大学副学長に就任。

これらの職務の傍ら、日本文化人類学会の理事やNHK高校講座の監修・講師も務め、教育・研究の両面で社会に貢献しています。マヤ研究における貢献が認められ、Institute for Mesoamerican Studies The Christopher DeCormier Awardを受賞しています。また、青木深など、多くの学生を指導し、後進の育成にも力を注いでいます。

2019年12月18日、学校法人明星学苑は、落合一泰を次期学長に選任しました。任期は2020年4月1日から2024年3月31日までの4年間です。

著書

『マヤ――古代から現代へ』岩波書店、1984年
『謎のマヤ文明・インカ文明』光文社文庫、1987年
『ラテンアメリカン・エスノグラフィティ』弘文堂、1987年

落合一泰は、文化人類学、特にマヤ文明研究における日本の第一人者の一人であり、その研究成果は学術界だけでなく、一般読者にも広く親しまれています。教育者としても、多くの学生を育成し、日本の文化人類学の発展に大きく貢献しています。

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