蓮福寺 (埼玉県松伏町)

蓮福寺（れんぷくじ）

蓮福寺は、埼玉県北葛飾郡松伏町に所在する日蓮宗の寺院です。

歴史

寺の開山は1313年（正和2年）に遡ります。開基は日蓮の高弟であり、「六老僧」の一人として知られる日朗です。日朗は、日蓮の教えを広める上で重要な役割を果たした人物です。

しかし、慶長年間（1596年～1615年）に発生した火災により、寺の多くの記録や歴史的資料が失われてしまいました。そのため、江戸時代以前の寺の詳しい歴史については、現在では不明な点が多く残されています。

寺に安置されている「鬼子母神」像は、日蓮自らが製作し、日朗が感得したと伝えられています。この鬼子母神像は、かつては子育ての神様として信仰を集め、戦前までは多くの方が参拝に訪れていました。

文化財

蓮福寺には、松伏町指定有形文化財となっている「蓮福寺の絵馬」が所蔵されています。この絵馬は、昭和50年6月1日に文化財として指定されました。絵馬の歴史や描かれている内容については、今後の調査が期待されます。

交通アクセス

蓮福寺へのアクセスは、路線バスを利用し「岩平停留所」で下車後、徒歩約5分です。

脚注

[参考文献]

埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年

[外部リンク]

日蓮宗妙法山蓮福寺

蓮福寺は、歴史ある寺院であり、地域の人々にとって重要な信仰の場所となっています。また、文化財としても貴重な価値を有しており、その歴史と文化を後世に伝えていくことが求められています。

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