蔵王ロープウェイ

蔵王ロープウェイ：絶景と四季を繋ぐ空中散歩

蔵王ロープウェイは、山形県山形市の蔵王温泉と蔵王地蔵山頂を結ぶロープウェイで、蔵王ロープウェイ株式会社が運営しています。2つの路線から構成され、それぞれ異なる魅力を持っています。

路線概要

山麓線: 蔵王山麓駅（標高855m）から樹氷高原駅（標高1,331m）を結びます。運行方式は複線交走式ロープウェイです。
山頂線: 樹氷高原駅（標高1,331m）から地蔵山頂駅（標高1,661m）を結びます。2003年12月からは、フニテルが導入され、輸送力が大幅に向上しました。以前は山麓線と同じ複線交走式でした。

両路線とも、冬季はスキー客や樹氷観光客、夏季は観光・登山客など、年間を通して多くの観光客に利用されています。

各駅紹介

蔵王山麓駅

標高855mに位置し、蔵王温泉スキー場の横倉ゲレンデに隣接しています。駅構内には長い階段があり、周辺には蔵王温泉や蔵王ユートピアスキースクール本部があります。また、斎藤茂吉の歌碑（湯の歌碑）も設置されています。

樹氷高原駅

標高1,331m地点にあり、山麓線と山頂線の乗り換え駅です。蔵王温泉スキー場の百万人ゲレンデとユートピアゲレンデの中間に位置しています。2003年12月の山頂線リニューアルに伴い、駅舎が改築され、簡素な造りになりました。山麓線の駅には樹氷資料館が併設されています。また、地蔵山頂駅へ向かうロープウェイとは別に、観松平へ向かうユートピア夏山リフトも利用可能です。

蔵王地蔵山頂駅

標高1,661mに位置する蔵王ロープウェイの終点です。三宝荒神山の近くにあり、蔵王温泉スキー場の樹氷原コースの起点となっています。冬季はスキー客だけでなく、樹氷見物の観光客も多く訪れます。駅舎には食堂があり、屋上は展望台として利用できます。ただし、山頂駅付近は天候が変わりやすく、樹氷を綺麗に撮影できる日は限られています。斎藤茂吉の歌碑（山の歌碑）や開運の鐘もあります。

注意点

蔵王温泉には、蔵王中央ロープウェイも存在するため、「ロープウェイ」とだけ呼称すると混同する可能性があります。

蔵王ロープウェイは、蔵王の自然を満喫できる人気の観光スポットです。ぜひ一度、訪れてみてください。

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