藍煙線

藍煙線：山東省を繋ぐ鉄道の歴史

藍煙線は、中華人民共和国山東省の即墨市藍村鎮から煙台市を結ぶ、全長183.865kmの鉄道路線です。1956年に開通し、山東省の発展に大きく貢献してきました。この路線は、膠済線とは藍村駅で、桃威線とは桃村駅でそれぞれ接続しています。電化後、駅の数は14となりました。

建設の道のり

藍煙線の建設は、1952年8月に鉄道部設計局第三観測総隊による測量と設計から始まりました。工事は鉄道部第五工程局が担当しましたが、1954年10月に同局が解散したため、済南鉄路局がその事業を引き継ぎました。その後、1956年1月1日に全線が開通し、同年7月1日から運行が開始されました。

1997年からは複線化工事が始まり、2001年に完了。輸送能力が大幅に向上しました。

電化への変革

2000年代に入り、藍煙線の電化計画が具体化しました。煙台駅の電化対応のため、旧駅舎は取り壊され、新たな駅舎が建設されました。2008年12月26日には、棲霞市桃村鎮の桃村駅で電化起工式が盛大に開催され、2009年4月2日に正式に着工。2010年8月26日午後には全線電化が完了し、翌日午前11時09分には、最初の電気機関車が煙台駅に到着しました。これにより、輸送効率とスピードが向上し、藍煙線は新たな時代を迎えました。

路線概要

藍煙線は、山東省の主要都市を結び、地域経済の発展に不可欠な役割を果たしています。藍村駅では膠済線と、桃村駅では桃威線と接続し、広範囲な鉄道ネットワークの一部を形成しています。

起点: 即墨市藍村鎮
終点: 煙台市
全長: 183.865km
接続路線: 膠済線（藍村駅）、桃威線（桃村駅）
電化後の駅数: 14

参考資料

山東省志・鉄路庫

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