藤井電工

藤井電工株式会社は、兵庫県加東市に本社を置く、墜落防止機器を専門とする製造企業です。特に、建設業や電気工事などの高所作業における安全確保に不可欠な安全帯（ハーネス型安全帯、胴ベルト型安全帯）をはじめとした、様々な保護具を開発・製造しています。

同社は、日本の安全帯市場において約6割という圧倒的なシェアを占めており、その製品は国内の多くの現場で採用されています。また、その高い品質と技術力から、他の保護具メーカー数社に対してOEM供給も行っており、業界全体を支える存在となっています。

会社概要

本社所在地: 兵庫県加東市上滝野1573-2
代表取締役社長: 藤井 信孝
資本金: 2億5,000万円
決算期: 8月
従業員数: 380名
営業所: 東京（支社）、仙台、名古屋、大阪、福岡
主な事業内容:
電気器具・工具の製造販売
安全器具・工具および墜落防止装置の製造販売
その他付帯業務

関連会社

藤電商事株式会社（資本金5,000万円）
藤商管理株式会社（資本金1,000万円）

沿革

1951年（昭和26年）5月10日: 藤井 勉氏が藤井商会を創立し、電工用墜落防止器具の製造・販売を開始。
1952年（昭和27年）5月10日: 藤井産業株式会社として設立。販路を電工用途以外にも拡大。
1960年（昭和35年）5月10日: 社名を現在の「藤井電工株式会社」に変更。

藤井電工は、創業以来、一貫して墜落防止に特化した製品の開発に取り組んできました。その歴史の中で培われた技術とノウハウは、今日の安全帯の品質基準を支える大きな要素となっています。また、労働安全衛生法の改正など、社会の変化にも対応しながら、常に最先端の技術を取り入れ、より安全性の高い製品の開発を追求しています。

安全帯市場におけるシェア

藤井電工の安全帯市場でのシェアは60%と圧倒的です。他社のシェアは以下の通りです。

藤井電工: 60%
サンコー: 30%
その他（谷沢製作所、ポリマーギヤなど）: 10%

このデータからも、藤井電工が日本の安全帯市場において、いかに重要な役割を果たしているかがわかります。同社の製品は、高所作業を行う多くの労働者の安全を支え、労働災害の防止に大きく貢献しています。

安全への貢献

藤井電工は、製品開発だけでなく、安全に関する啓発活動にも力を入れています。労働安全衛生法などの法令遵守を徹底し、業界全体の安全意識向上に貢献しています。また、製品の正しい使い方やメンテナンスに関する情報提供も積極的に行い、安全な作業環境の実現をサポートしています。

関連情報

関連項目:
安全帯
保護帽
安全靴
ミドリ安全
労働安全衛生法
労働災害

外部リンク

藤井電工株式会社

藤井電工は、これからも墜落防止機器のリーディングカンパニーとして、高所作業における安全確保に貢献し続けるでしょう。その製品と活動は、日本の労働安全衛生に欠かせないものとなっています。

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