藤凌駕雅治

藤凌駕 雅治（ふじりょうが まさはる）

藤凌駕 雅治は、2003年2月27日に愛知県春日井市で生まれた現役大相撲力士であり、藤島部屋に所属しています。彼の本名および旧四股名は五島 雅治です。身長は180cm、体重は177.6kgと、力士として恵まれた体格を持っています。2025年11月場所においては、西十両13枚目という最高位に達しています。

来歴

藤凌駕は、春日井市立白山小学校の4年生の時に中京クラブに通い始めました。その後、春日井市立味美中学校に在籍していた2年生の時に相撲留学を決意し、和歌山県へ移動して有田市立箕島中学校に転校しました。中学を卒業した後は、和歌山県立箕島高等学校に進学し、相撲部で活動を続けます。在学中、全国高等学校相撲選手権大会において8強入りするなどの成果を上げました。

高校卒業後は拓殖大学国際学部国際学科に進学し、拓殖大学相撲部へ入部。ここでも藤凌駕は、実力を着実に高めていきました。特に4年次には全国大学選抜相撲宇佐大会で優勝し、学生4冠という偉業を達成しています。2024年度の学生ランキングでも1位に輝くなど、将来が非常に期待される力士です。

その後、藤凌駕は複数の相撲部屋からの勧誘を受けましたが、彼自身が目指している相撲のスタイルが武双山（18代藤島）のそれであると感じ、藤島部屋への入門を決断しました。2024年度の実績があるため、幕下最下位格付出が承認され、2025年3月場所で初土俵を踏みました。

デビュー戦となった2日目、千代大牙との対戦で勝利を収め、彼は続けざまに4連勝を達成します。しかし、9日目には十両経験者の川副に敗れて、プロ初の黒星を喫しました。それでも、この場所では6勝1敗の好成績で取り終えました。続く5月場所でも6勝1敗を記録し、7月場所は地元であるため注目を浴びました。この場所では4勝3敗となりましたが、彼の実力は着実に証明されていきました。

9月場所では西幕下5枚目に番付を上げ、3連勝を収めた後、7日目の4番相撲で西幕下筆頭の北の若に敗れましたが、その後は連勝を続け、千秋楽では十両の旭海雄から6勝目を挙げて6勝1敗で終えました。この結果を受けて、翌11月場所での新十両昇進が確実となりました。

場所後の番付編成会議において、藤凌駕は新十両昇進が決定し、また四股名も新たに「藤凌駕」に改名されました。この名前には、部屋の名前「藤」と、「他を凌いで、少しでも上に上がってほしい」という願いが込められています。今後の彼の活躍が非常に楽しみです。

主な成績と記録

2025年9月場所終了時点での藤凌駕の通算成績は、22勝6敗という立派な成績です。過去4場所での成績を誇る彼は、今後さらなる成長と躍進が見込まれます。

改名歴

• - 五島 雅治（ごしま まさはる） 2025年3月場所 - 2025年9月場所
• - 藤凌駕 雅治（ふじりょうが まさはる） 2025年11月場所 -

藤凌駕の今後の活躍に期待がかかります。

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