藤原製麺

藤原製麺株式会社について

藤原製麺株式会社は、北海道旭川市に本社を置く製麺業者で、地元旭川ラーメンの麺を中心に製造・販売を手がけています。地元では「藤原」の名で親しまれ、「ふじの華」という愛称でも知られています。永谷園グループの一員であり、その傘下で事業展開を行っています。

会社概要

藤原製麺は、北海道を代表する旭川ラーメンの麺を製造する企業として、全国のラーメンファンに知られています。主力製品は、生ラーメンやそば、うどんなどの生麺・乾麺です。これらの製品は、旭川市や札幌市をはじめとする北海道内の多くのラーメン店で採用されているほか、コンビニエンスストアの弁当や学校給食などにも利用されています。また、新千歳空港やJR北海道の売店、デパート、土産物店などでも販売されており、贈答用や一般家庭用として広く親しまれています。

1993年には、永谷園の主力商品であった「煮込みラーメンシリーズ」の製造協力企業となり、永谷園の乾燥麺製造を担うようになりました。その後、2008年9月には永谷園が同社の株式51%を取得し、100%子会社の「株式会社ふじの華」とともに永谷園グループの傘下に入り、現在に至ります。

沿革

藤原製麺の歴史は古く、1948年10月に旭川市で乾麺製造を開始したことに始まります。その後、1957年4月に「藤原製麺株式会社」として設立されました。以下に主な沿革をまとめます。

1948年10月: 旭川市にて乾麺製造を開始
1957年4月: 「藤原製麺株式会社」を設立
1962年11月: 旭川市に工場を新設し、ラーメンの製造を開始
1967年10月: 工場を増設し、茹で麺の製造を開始
1971年10月: 「東亜製麺株式会社」を買収し、乾麺工場を移転
1972年10月: 工場を改造し、生麺工場とする
1977年8月: 本社社屋を新築し移転
1977年10月: 生茹麺工場を新築し移転
1981年10月: 乾麺工場を増改築
1984年8月: 札幌営業所を開設（後の札幌支店）
1985年8月: 乾燥ラーメン専用工場を新築
1987年6月: 東京支店を開設
1988年4月: 道東営業所を開設
1988年12月: 系列子会社「株式会社ふじの華」を設立
1993年: 永谷園の「煮込みラーメン」製造協力企業となる
1993年4月: 乾麺工場を新築し移転
1994年8月: 乾燥ラーメン工場を新築
1998年10月: 本社新社屋が完成
2008年9月: 永谷園が株式51%を取得し連結子会社化
2009年3月: 乾麺工場を新築
2013年1月: 円山動物園白クマラーメンの生産ラインを拡充
2015年3月: 子会社「株式会社ふじの華」を吸収合併
2017年7月: 永谷園との株式交換により完全子会社化

所在地

本社: 北海道旭川市9条通14丁目左10号
札幌支店: 北海道札幌市中央区北1条西20丁目1-27 井門札幌N120ビル 6階B号室
東京支店: 東京都港区西新橋3-5-8 渡瀬ビル6階
道東営業所: 北海道帯広市西15条南2丁目1番地
第1工場: 北海道旭川市流通団地3条通4丁目（乾めん類JAS認定工場）
第2工場: 北海道旭川市永山北2条7丁目7番地
第5工場: 北海道旭川市永山北2条7丁目7番地
第6工場: 北海道上川郡東川町北町7丁目9番12号
らーめん工房: 北海道旭川市永山北2条7丁目7番地

取引企業

藤原製麺は、数多くのブランド製品を製造・販売しており、その取引先は多岐にわたります。

生ラーメン、乾燥ラーメン、袋ラーメン
よし乃、山頭火、青葉、勝丸、三平、横浜六角家、京都未来亭など
セブンアンドアイと共同で商品開発も行っています。

主な製品

藤原製麺は、多種多様な麺製品を製造しています。主な製品は以下の通りです。

業務用生ラーメン
乾燥ラーメン
スープ付き生ラーメン
ラーメンスープ
鍋焼（ラーメン・うどん）
ぶっかけ（そば・うどん）
そば・うどん（生麺・乾麺・茹で麺）
スパゲッティ（茹で麺）
めんつゆ
冷やし中華用たれ
そうめん、ひやむぎ、きしめん、茶そば、グリーン麺（乾麺）
納豆
セブンアンドアイブランドのひと口ウインナー

関連団体

全国乾麺協同組合連合会
北海道乾麺工業協同組合
全国製麺協同組合連合会
北海道製麺共同組合

外部リンク

* 藤原製麺株式会社公式サイト

藤原製麺は、長年の歴史と培われた技術で、北海道の食文化を支える重要な企業です。その麺は、地元だけでなく全国の食卓で愛され続けています。

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