『
藤子不二雄ワールド』は、
1987年10月19日から
1989年3月27日までの約1年半の間、
テレビ朝日系列で放送されていたアニメ番組です。原作は著名な漫画家コンビ、
藤子不二雄Ⓐ(安孫子素雄)によるもので、彼の作品が多く取り上げられました。1988年春からコンビが解消されたため、この番組は『
藤子不二雄Ⓐワールド』へと改題されました。放送は毎週月曜の18時50分から19時20分に行われていました。
番組の背景
このアニメ番組は、
1987年秋に始まった『
ニュースシャトルANN』の放送開始に伴い、ゴールデン枠の再編の中で新たに設けられました。従来日曜朝に放送されていた『
藤子不二雄劇場』の中から『
ウルトラB』や、『
藤子不二雄ワイド』から引き継がれた『
プロゴルファー猿』の二作品を中心にスタートを切りました。特に『
プロゴルファー猿』は、その後も『新
プロゴルファー猿』と改題されて放送されるなど、視聴者に親しまれていきました。
番組の放送枠が日曜から月曜に移動したことで、以前まで放送していた『
超人機メタルダー』も同様に扱われ、これによって日曜の
藤子不二雄劇場の枠が実質的に終了しました。
放送された作品内容
1988年7月までは『
ウルトラB』と『
プロゴルファー猿』が放送されていましたが、1988年7月からは『新
プロゴルファー猿』は終了し、その後に『
ビリ犬』が新たに加わりました。この時間帯の放送は『
ビリ犬と
ウルトラB』という別名でも知られ、新聞のテレビ欄などでもその名で記載されていました。
番組は
1989年3月27日をもって終了し、これにより
藤子不二雄原作のアニメのコンプレックス番組も姿を消しました。
放送作品の詳細
放送は1988年6月13日まで行われ、非常に人気のあった作品でした。
1988年3月28日まではこのタイトルのままで放送され、その後は『新
プロゴルファー猿』として1988年4月11日以降も続いていました。終了後も再放送が『
藤子不二雄劇場』枠で行われました。
1988年7月11日から放送され、ゾーン解消後は『
ビリ犬なんでも商会』として独立した番組となりました。
このように、
藤子不二雄の作品は多彩なジャンルで展開され、たくさんの視聴者に楽しまれてきました。特にオープニングとエンディングの主題歌は非常に人気があり、
堀江美都子さんが歌う楽曲が使用されていました。これらの楽曲は、前身の『
藤子不二雄ワイド』から引き続き利用され、観る人々に印象を与え続けました。
関連項目
この番組は
藤子不二雄の多くのアニメ作品に深い影響を与えるものであり、その後も彼らの作品はテレビで広く放送されています。特に『
藤子不二雄劇場』や『
藤子不二雄ワイド』などの番組が著名で、
藤子不二雄のユニークな世界観を引き継いでいます。