藤岡惇

藤岡惇（ふじおか あつし）

日本の経済学者であり、立命館大学名誉教授。1947年5月11日、京都府京都市に生まれる。アメリカ経済、特にアメリカ南部の経済構造変化に関する研究で知られている。

学歴と職歴

京都大学経済学部を卒業後、同大学院商学研究科博士課程を中退。1988年に「アメリカ南部の変貌 地主制の構造変化と民衆」で経済学博士号を取得。

八代学院大学講師を経て、1977年に立命館大学経済学部助教授に就任。1991年には教授に昇進し、2013年の定年退職まで教鞭を執った。退職後は立命館大学名誉教授となる。

研究内容

藤岡惇の研究は、アメリカ南部の経済構造変化、特に地主制の変遷に着目し、社会構造や民衆への影響を分析している。また、グローバリゼーションがもたらす影響、特に軍事費拡大や国際紛争との関連についても研究を行っている。

著書

『アメリカ南部の変貌 地主制の構造変化と民衆』青木書店 1985
『サンベルト米国南部 分極化の構図』青木書店 1993
『グローバリゼーションと戦争 宇宙と核の覇権めざすアメリカ』大月書店 2004

共著

『国際平和と「日本の道」 東アジア共同体と憲法九条』望田幸男,田中則夫,杉本昭七,大西広,浅井基文共著 昭和堂 2007
『カタストロフィーの経済思想 震災・原発・フクシマ』後藤宣代,広原盛明,森岡孝二,池田清,中谷武雄共著 昭和堂 2014

翻訳

R.ディグラス『アメリカ経済と軍拡 産業荒廃の構図』ミネルヴァ書房 1987
経済優先度評議会『SDI・スターウォーズの経済学』角田知生共訳 ミネルヴァ書房 1989

論文

藤岡惇による多数の論文が発表されている。

外部リンク

藤岡惇のサイト

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