藤崎駅 (福岡県)

藤崎駅について

福岡県福岡市早良区百道二丁目に位置する藤崎駅（ふじさきえき）は、福岡市地下鉄空港線の重要な駅の一つです。駅番号はK03で、1981年の開業以来、地域の交通の要所として利用されています。そのシンボルマークは、福岡市出身のグラフィックデザイナーである西島伊三雄が手掛けており、地域名にちなんだ藤の花を象っています。このマークは、一目で藤崎駅であることがわかるようにデザインされており、駅のアイデンティティを表現しています。

駅の管理と業務

天神駅が藤崎駅を管理しており、駅業務は西鉄ステーションサービスが担当しています。2020年4月1日には業務委託駅としての地位を確立しました。この変更は、姪浜管区駅の廃止に伴って行われたもので、乗客の利便性を向上させています。

駅の構造

藤崎駅は地下駅で、相対式ホームが2面2線設置されています。駅のプラットフォームは明治通り藤崎交差点の真下、地下22メートルの深さにあり、福岡市の中でも最も深い駅の一つです。ただし、2023年に開業した七隈線延伸区間の櫛田神社前駅と博多駅は、藤崎駅よりも3メートルほど深いです。駅の深さは、地下鉄空港線を利用する際の特徴の一つとなっています。

出口情報

藤崎駅には複数の出口が整備されており、1番出口は藤崎一丁目に、2番出口は百道二丁目に接続しています。また、途中で藤崎バス乗継ターミナルにも直結し、アクセスの利便性を提供しています。3番出口も百道二丁目にあり、早良区役所の南東側に位置しています。4番出口は高取二丁目にアクセスし、5番出口では早良区役所の南側にエレベーターが設置されています。

利用状況

2023年度の藤崎駅の1日平均乗車人員は11,071人です。近年の利用状況は安定しており、周辺地域の発展とともに利用者数も増加しています。駅周辺には住宅街が広がり、多くの住民が日常的に利用しています。

駅周辺の施設

藤崎駅周辺には、住宅街が広がっていますが、特に駅の北側には早良区役所や他の行政機関が集まっています。また、早良市民センターの1階には藤崎バス乗継ターミナルがあり、地域の交通の要所としての機能を果たしています。東側には「藤崎通り商店街」があり、さらに進むと「高取商店街」「中西商店街」「西新中央商店街」「オレンジ通り商店街」など、いくつかの商店街が密集しています。これらは総称して「西新商店街」または「サザエさん商店街通り」とも呼ばれ、地域の文化と経済の中心とも言える場所です。

隣接駅

福岡市交通局の地下鉄空港線において、藤崎駅の隣の駅は室見駅（K02）で、次の駅は西新駅（K04）です。藤崎駅は、その便利なロケーションから多くの市民に利用されており、福岡市の交通網における重要な役割を担っています。

まとめ

藤崎駅は、福岡県福岡市早良区に位置する地下鉄空港線の駅で、地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。便利な出口、周辺の商業施設、行政機関へのアクセス、そして多くの乗客が利用することからも、その重要性が伺えます。

もう一度検索