藤本博史 (捕手)

藤本 博史に関する詳細

藤本博史（ふじもと ひろし）は、1976年5月10日に兵庫県神戸市で生まれた元プロ野球選手であり、現在は野球教室やバッティングセンターの経営者として活動しています。彼は捕手としてのキャリアを持ち、多彩な経験を積み重ねてきました。

野球人生の始まり

藤本は神戸市立玉津中学校から明石南高校に進学し、高校時代には特に優秀な実力を持つ選手として評価され、1995年には兵庫県の優秀選手に選出されました。高校卒業後は社会人野球に進み、河上薬品に入社。その後、阿部企業に移籍し、1997年には全兵庫選手に選ばれ、対キューバ戦ではスタメンマスクを任されるなど、若い頃から注目の選手として活躍しました。

海外での挑戦

2000年にはアメリカの独立リーグであるウエスタン・ベースボール・リーグのザイオン・パイオニアーズに所属し、その後チコ・ヒートに移籍。投手としてもプレーした時期があります。2001年にはシアトル・マリナーズ傘下のマイナーチームでスプリングトレーニングに参加し、最終的にはザイオン・パイオニアーズの後継球団であるセントジョージ・パイオニアーズで再びプレーすることとなりました。

日本でのプロ入りとオリックス時代

2001年のドラフトでオリックス・ブルーウェーブに14巡目で指名され、プロ入り。しかし、契約はオリックスが当時採用していた契約金ゼロの成績連動型という特殊なものでした。2003年には自由契約となり新たな道を模索します。

国外および独立リーグでの栄光

2004年には仰木監督就任に伴い春季キャンプに参加し、アメリカ独立リーグのカンザスシティ・ティーボーンズでも過ごしました。続いて、社会人野球クラブチームの茨城ゴールデンゴールズに契約し、2006年にはWBCにブルペン捕手として参加し、日本の世界一に貢献しました。

その後、台湾プロ野球の中信ホエールズでもプレーし、2008年には四国・九州アイランドリーグの長崎セインツで選手兼コーチとして活動するものの、同年に退団します。その後は明石レッドソルジャーズに参加し、コーチ兼任としてチームを指導しました。

引退後の活動

プロ選手引退後の2011年から2013年にはスポーツマネジメント会社でサラリーマンを経験。その後、2013年に自身の会社を設立し、野球アカデミーやバッティングセンターを経営しています。特にイチロー選手のオフシーズンのトレーニングサポートを19年間務めたことは特筆に値します。2019年にはイチローが設立したチーム『KOBE CHIBEN|KOBE_CHIBEN』でも活動しており、プロとしての経験を生かし続けています。

プロフィールまとめ

藤本博史は、野球界において長いキャリアを持ち、選手としてだけでなく、指導者としても豊かな経験を生かしています。彼の経歴はさらなる未来の選手に示す道しるべとなるでしょう。

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