藤本泰司

藤本 泰司（TAIJI）について

藤本泰司（TAIJI）は、1963年3月4日生まれで、東京都出身の日本のギタリストであり作曲家です。彼は1980年代から音楽シーンで活躍し、多くのバンドに参加する一方、ソロ活動も展開してきました。特にDANCERやJUDY AND MARY、D.T.R、THE DEAD P☆P STARSなどのバンドではその名を広めてきました。現在、彼はTRICKやPIRANHA SIXTY-NINE KINGZに所属しています。また、彼のトレードマークはギブソン・フライングVタイプのギターです。

活動の初期

藤本の音楽キャリアは1980年代のヘヴィメタルバンドDANCERで始まりました。彼はこのバンドでギタリストとして活動し、その実力を認められました。以降、様々なプロジェクトに参加する中で、1991年にはソロアルバム『My Quest』を藤本泰司&フレンズ名義でリリースしました。このアルバムでは、著名なハードロック系のギタリストたちが参加し、各自がソロを演奏するというユニークな形式をとりました。

JUDY AND MARYの結成

1992年、彼は恩田快人やYUKIと共にバンドJUDY AND MARYを結成しました。初期のJUDY AND MARYは、恩田の主導のもとパンク・ロック的なスタイルと藤本のハードロック影響を受けたギタープレイを融合したものとなっていました。初のアルバム『BE AMBITIOUS』はインディーズからリリースされましたが、当初はメジャーデビューの予定はありませんでした。結局、メジャーデビューが決まった際、藤本は既に別のプロジェクトに専念しており、参加を辞退することになりました。

D.T.Rへの参加

その後、藤本は1994年にベーシスト沢田大司（現在の沢田泰司）らと共にDIRTY TRASHROAD（現D.T.R）を結成しました。彼らはオーソドックスなアメリカン・ハードロックスタイルを基にした音楽を追求し、いくつかのアルバムをリリースしました。しかし、ボーカリストの脱退や沢田の私生活上の問題から1996年に活動を停止します。それでも藤本はD.T.R再開の可能性を常に持ち続けており、音楽誌にもその思いを語っていました。

THE DEAD P☆P STARSとその後の活動

D.T.Rの活動が停止した後、藤本はTHE DEAD P☆P STARSにサポートメンバーとして参加し、2003年には正式メンバーとなります。このバンドで藤本はTAIJIという芸名を使用し、2006年にはD.T.Rの活動を再開させました。さらに、1997年にはGroove masterを結成し、アルバムを1枚リリースしました。

最近の活動

音楽プロジェクトの変遷を経て、藤本は2008年にPIRANHA SIXTY-NINE KINGZに参加します。彼は2020年にも様々な音楽的表現を行い、活動を続けています。特に、彼はテレビ番組にも出演し、恩田や五十嵐公太と共に「そばかす」を演奏するなど、テレビ・メディアの場でも存在感を示しています。

まとめ

藤本泰司は、日本の音楽シーンにおいて独自のスタイルを確立し、数多くのバンドでの実績を持つギタリストです。彼のキャリアは多岐にわたる音楽プロジェクトと共に続いており、今後の動向にも注目が集まります。

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