藤本颯太

藤本颯太（ふじもとそうた）

藤本颯太は、2000年11月26日生まれで、兵庫県出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手です。現在はくふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しています。

経歴

藤本は高校時代のみならず、その後の大学野球、社会人野球を通じて成長を続けてきました。芦屋学園高校では軟式野球部に所属し、3年生の春には県大会で優勝を経験しました。高校卒業後は流通科学大学に進学し、硬式野球部に入部しました。このチームは学生のみの指導体制だったため、十分な技術指導を受けることはできませんでしたが、藤本は2年からコマンド力のある投手として頭角を現しました。特に2年秋の秋季リーグでは、全試合に登板し、完投勝利を2回記録するなどの実績を残しました。

しかし、藤本は4年春にイップスを発症し、同部を退部することにしました。このため、一時的に野球から離れることとなりました。大学での活動を終えた後、彼は「楽しくやろう」という気持ちから外野手として社会人クラブチームのKC西宮（現：KC兵庫）に参加し、再び野球を始めました。そこでのプレーを通じて徐々に感覚を取り戻し、時には投手としても登板するようになりました。

KDL・淡路島時代

2023年4月、藤本は関西独立リーグに新たに加盟した淡路島ウォリアーズに入団しました。投手として再び挑戦し、監督の赤堀元之の指導も受けながら、球速も145km/hから150km/hに向上しました。シーズンを通じて26試合に登板し、そのうち8試合は先発として投げる機会があり、成績は2勝6敗2セーブ、防御率4.09となりました。しかし、10月には自由契約となり、新たなチャンスを求めることに。

くふうハヤテ時代

淡路島チームの監督退任後、赤堀は2024シーズンから新たに静岡県の新球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の監督に就任し、藤本はこの球団のトライアウトを受け、2023年12月に入団が決定しました。背番号は20に設定されています。開幕から救援投手として起用され、初めは打ち込まれる試合もありましたが、4月19日の阪神戦では、無失点に抑えた結果、逆転でチーム初のサヨナラ勝利を収め、藤本に勝ち星が付くなどの活躍を見せました。最終的には40試合に登板し、2勝4敗、防御率6.12という成績を収めました。

選手としての特徴

藤本の特徴は、最高球速が150km/hまで到達している点で、主に直球とスライダーを武器としています。これからの更なる成長と活躍が期待される選手です。

詳細情報

藤本の独立リーグにおける年度別投手成績は、今後も記録されることでしょう。選手としての彼の成績と活動は、ファンや支持者からの注目を浴びています。

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