藤江建典

藤江建典：情熱を燃やしたプロバスケットボール選手の軌跡

藤江建典（ふじえ たつのり）は、1987年5月5日生まれ、福岡県出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはガード、フォワードを務め、身長184cm、体重86kgという体格で、コートを駆け抜けました。

学生時代

藤江選手は、福岡第一高等学校から九州産業大学に進学後、2年次には白鷗大学に編入しました。大学時代からバスケットボールに打ち込み、着実に実力を高めていきました。

プロキャリア

リンク栃木ブレックス〜TGI D-RISE時代

2010年、藤江選手はリンク栃木ブレックスとデベロップメント契約を結び、TGI D-RISEで2シーズンプレーしました。背番号は6番を背負い、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

富山グラウジーズ時代

2012年、bjリーグドラフト会議で富山グラウジーズから1巡目指名を受け、入団。背番号は0番に決まりました。1シーズン目から48試合に出場し、チームのプレイオフ進出に大きく貢献しました。

2013-14シーズンも富山グラウジーズに所属し、48試合に出場。1試合平均9.9得点を記録しました。2014年2月には週間MVPを初受賞。チームはレギュラーシーズン1位となり、初のファイナルズ進出を果たしました。カンファレンスファイナルで秋田ノーザンハピネッツに敗れたものの、3位決定戦で勝利し、リーグ3位でシーズンを終えました。

2014-15シーズンも富山に残留。食事制限で体重を絞り、レギュラーシーズン52試合中50試合に先発出場。1試合平均得点は10.0得点と前シーズンとほぼ同じでしたが、アシスト数は2.2から3.8に増加しました。2014年11月にはbjリーグ通算1000得点を達成。しかし、チームはレギュラーシーズン5位となり、プレイオフではファーストラウンドで敗退。シーズン終了後、フリーエージェント権を行使して岩手ビッグブルズに移籍しました。

岩手ビッグブルズ時代

2015-16シーズン、岩手ビッグブルズではレギュラーシーズン全52試合に出場し、1試合平均11.7得点を記録。チームはレギュラーシーズン5位で終え、プレイオフでは新潟アルビレックスBBを下しましたが、カンファレンスセミファイナルで古巣の富山に敗れました。

秋田ノーザンハピネッツ時代

2016年8月、秋田ノーザンハピネッツに移籍。背番号は18番に変更となりました。

岩手ビッグブルズ復帰〜引退

2017年6月、再び岩手ビッグブルズに移籍し、背番号も0番に戻りました。2018-2019シーズンにはキャプテンを務め、チームを牽引しました。2019-20シーズン終了後、現役引退を発表しました。

3x3への挑戦

5人制バスケットボールを引退後、藤江選手は3人制バスケットボール3x3に挑戦。2018年シーズンにはTACHIKAWA DICEでプレーしました。

プレースタイルと評価

藤江選手は、高い得点能力に加え、アシスト能力も持ち合わせており、チームに貢献できる選手でした。読売新聞にはスリーポイントについて苦言を呈されることもありましたが、それを乗り越え、富山グラウジーズを初のファイナルズ進出に導く原動力となりました。

引退後

引退後の活動は公表されていませんが、バスケットボール界への貢献は多岐にわたると期待されます。今後の活躍にも注目です。

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