藤沢市八部野球場

藤沢市八部野球場について

基本情報

藤沢市八部野球場（ふじさわしはっぺやきゅうじょう）は、神奈川県藤沢市に位置する八部公園（通称：鵠沼運動公園）内にあります。この野球場は藤沢市が所有し、公益財団法人藤沢市スポーツ振興財団による管理・運営が行われています。地域のスポーツ振興の一環として、多くのアマチュア試合をサポートしています。

歴史の歩み

八部野球場の完成は1970年で、それ以来、高校野球をはじめとしたさまざまなアマチュア野球公式戦が開催されてきました。1977年、横浜公園平和野球場の解体に伴い、そのスコアボードがこの球場に移設されました。その後、1984年には老朽化が進んだため改装が行われ、スタンドの外壁が高くされました。この改装では、地域の防災拠点とするために災害備蓄倉庫も併設されました。

さらに、スコアボードは後に一部が磁気反転式に改修され、2019年にはフルカラーLEDのスコアボードへと進化しました。これにより観客の皆さんによりわかりやすく試合情報が提供されています。

2023年8月には外野防護マット（三塁側）の改修工事が計画され、その資金は「CAMPFIREふるさと納税」を通じてクラウドファンディングで集めました。このプロジェクトは、目標額の約5倍にあたる寄附が寄せられ、改修工事は2024年2月に完了。3月からは再び利用が始まりました。寄附者の名前を刻んだ記念銘板も設置され、特に100万円以上の寄附を行った企業や団体の名が防護マットに掲示されています。また、地元出身のプロ野球選手・小笠原慎之介の名前も観客席の壁面に展示されています。

施設の特徴

八部野球場のフィールドレイアウトは両翼が91m、中堅が116mとなっており、内野部分はクレー舗装、外野は天然芝で整備されています。収容人数は4,300人で、観客席からは試合を間近に楽しむことができます。しかし、照明設備は整っていないため、日中の試合が主体となっています。

アクセス

八部野球場へのアクセスは良好で、小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅からは徒歩約10分、江ノ電バスの鵠沼運動公園前停留所からは徒歩約5分の距離です。観客は公共交通機関を利用して、気軽に訪れることができます。

このように、藤沢市八部野球場は地域のスポーツ交流の場として、多くの人々に支持されています。長い歴史の中で進化し続けるこの球場は、今後もスポーツの盛り上がりを支える重要な存在となるでしょう。

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