藤田一枝

藤田一枝（ふじた かずえ）

藤田一枝（1949年7月20日 - ）は、日本の政治家。立憲民主党福岡県総支部連合会顧問。

経歴

東京都出身。明治大学法学部を中退後、結婚を機に福岡市へ移住。1975年に財団法人福岡市学校給食公社へ入社し、労働組合を結成、「学校給食を考える福岡市連絡会議」を設立するなど、活動家としての一面も持つ。

1987年、日本社会党から福岡県議会議員選挙に福岡市早良区選挙区から立候補し、初当選。県議を3期務めた後、1998年の第18回参議院議員通常選挙に福岡県選挙区から無所属で出馬するも、落選。その後、民主党に入党。

2000年の第42回衆議院議員総選挙では、民主党公認で福岡3区から出馬するが、自由民主党の太田誠一に敗北。比例九州ブロックでも復活できず落選。

2003年の第43回衆議院議員総選挙では、対立候補である太田誠一のスキャンダル（早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー」による強姦事件に関連する発言）が影響し、福岡3区で当選。しかし、2005年の第44回衆議院議員総選挙では再び太田に敗れ、比例復活もならず落選。2009年の第45回衆議院議員総選挙で再度太田を下し、国政に復帰。国会議員時代は菅直人の側近として活動し、2011年には厚生労働大臣政務官に就任。

2012年の第46回衆議院議員総選挙では、太田誠一の政界引退に伴い、自民党が公募で擁立した新人候補の古賀篤に敗れ、比例復活もならず落選。2014年の第47回衆議院議員総選挙でも古賀篤に敗れ、比例復活もならず落選。2015年6月、政界引退の意向を表明。同年7月には「女性と政治」研究所を設立。その後、福岡3区総支部長を山内康一に譲り、2016年に結成された民進党では福岡県連男女共同参画・人権委員長および福岡3区総支部長代行を務めた。

2017年の第48回衆議院議員総選挙では立憲民主党から比例九州ブロック7位で出馬するも、落選。2020年の（新）立憲民主党結成後は同党福岡県総支部連合会顧問を務めている。

主な活動と主張

選択的夫婦別姓制度の導入に賛成しており、国会での質問でも、選択的夫婦別姓は婚姻前の氏で法律婚を希望する人々の選択肢を増やすものだと主張している。
2010年12月、女たちの戦争と平和資料館が提出した「慰安婦問題の立法解決を求める署名」を受け取り、立法解決に向けて活動していくと表明。
2008年に自治労系政治団体から受けた寄付金を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明し、訂正を届け出た。

役職

立憲民主党福岡県総支部連合会顧問
民主党福岡県総支部連合会幹事長（過去）
社会福祉法人「さわら会」理事
NPO法人「明日のカンボジアを考える会」理事
NPO法人「九州補助犬協会」顧問

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