藤阪太郎

藤阪太郎：日本の柔道界を牽引する66kg級の闘士

1994年大阪府生まれの藤阪太郎選手は、日本の柔道界において66kg級を代表する実力者の一人です。身長174cm、O型、右組みという体格とスタイルを持ち、得意技は足技。四段の段位を有し、数々の国内外の大会で活躍を続けてきました。

5歳から始まる柔道の道

5歳の時、明武館田邊道場で柔道人生が始まりました。その後、臥牛館道場に移籍し、研鑽を積みます。小平第六中学、八王子学園八王子高校と進み、高校3年時にはインターハイ66kg級に出場するも3回戦敗退という結果に終わりました。

大学時代：才能開花とライバルとの激闘

2013年、国士舘大学へ進学。大学時代は、数々の強豪選手との激戦を繰り広げました。2年生時には体重別団体戦で東海大学と対戦、髙市賢悟選手に敗れチームは3位。全国体育系学生柔道体重別選手権大会でも決勝で敗退しました。しかし、3年生時には学生体重別選手権で優勝を果たし、才能を開花させます。体重別団体戦では東海大学と対戦し、髙市選手と引き分けましたが、チームは2位。講道館杯では準々決勝敗退も、敗者復活戦を勝ち上がり3位入賞を果たしました。

国際大会への挑戦は、グランプリ・チェジュ大会から始まりました。準決勝ではカザフスタンの強豪選手を破るも、決勝ではロシアの強豪選手に敗れ準優勝。4年生時にはグランプリ・ブダペストで3位に入賞しました。学生体重別選手権では5位となり、連覇は逃しました。講道館杯では3位入賞を果たしました。

社会人時代：更なる高みを目指して

2017年、大阪府警に入隊。体重別選手権では3位に入賞。アジア選手権では準決勝で韓国の選手に敗れ3位となりました。講道館杯では3年連続で3位入賞という結果を残しました。

2018年のグランプリ・チュニス大会では、準々決勝でロシアの選手と対戦し、劇的な勝利を収めます。しかし、決勝では惜しくも準優勝。11月の講道館杯では決勝で大学の先輩である磯田選手を破り、念願の優勝を掴みました。グランドスラム・大阪大会では5位という結果でした。2019年のグランドスラム・エカテリンブルグ大会では5位という結果に終わりました。

数々の実績

藤阪選手の主な戦績は、以下の通りです。

2014年：体重別団体 3位
2015年：全国体育系学生柔道体重別選手権大会 2位、学生体重別 優勝、体重別団体 2位、講道館杯 3位、グランプリ・チェジュ 2位
2016年：グランプリ・ブダペスト 3位、学生体重別 5位、講道館杯 3位
2017年：体重別 3位、アジア選手権 個人戦 3位、団体戦 3位、講道館杯 3位
2018年：グランプリ・チュニス 2位、講道館杯 優勝、グランドスラム・大阪 5位
2019年：グランドスラム・エカテリンブルグ 5位、全国警察柔道選手権大会 2位
* 2020年：講道館杯 7位

弟の藤阪泰恒選手も66kg級で活躍しており、兄弟で柔道界を盛り上げています。

藤阪太郎選手は、持ち前の足技と粘り強い闘いぶりで、今後も日本の柔道界を牽引していく存在として注目されています。今後の活躍に期待しましょう。

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