藤阪泰恒

藤阪 泰恒について

藤阪泰恒（ふじさか たいこう）は、1996年6月22日生まれの日本の柔道選手で、66kg級の選手です。彼は大阪府出身で、身長173cm、血液型はO型、右組みで四段の段位を持つ選手です。特に得意技は大内刈りであり、兄である藤阪太郎も同じ66kg級で活躍しています。

経歴

藤阪は5歳の時に明武館田邊道場で柔道を始め、その後臥牛館道場に移籍しました。中学校は小平第六中学、高校は足立学園高校に進み、3年生の時にはインターハイの60kg級で優勝を果たしました。また、講道館杯では高校生として3位に入賞するなど、その才能を早くから発揮していました。

2015年、彼は國學院大學に進学し、全日本ジュニアで2位に輝き、同年優勝した東海大学の永山竜樹と共に世界ジュニア代表として選ばれましたが、競技では2回戦で敗れました。2年時には学生体重別の決勝で国士舘大学の林浩平に敗れ2位となりましたが、翌年にはヨーロッパオープン・ローマでロシアの選手を破り、シニア国際大会で初優勝を飾ります。

3年生時にはユニバーシアードに出場し、準決勝で2015年世界選手権の準優勝者を破り、決勝でもフランスの選手を下すことで、全て一本勝ちで優勝しました。彼は4年生に進むと66kg級に転向し、講道館杯では3位に入賞します。2019年からはパーク24に所属し、さらなる成長を見せます。

選抜体重別では準決勝で日体大の阿部一二三に反則負けし、アジアオープン・台北では決勝で旭化成の髙市賢悟を破り優勝を果たしました。2020年の講道館杯では、大学の後輩と対戦し初優勝を遂げるも、翌年の体重別では筑波大学の田中龍馬に敗れました。2021年のグランドスラム・パリでは初戦でロシアの選手を制したものの、決勝で再び田中に敗れ2位となります。

2023年には体重別で優勝し、その後のグランドスラム・ウランバートルでの試合では準決勝で誤審により反則負けを受けて5位に、バクー大会では7位に留まります。講道館杯では決勝で武岡毅に敗れ2位となりました。現在、国際柔道連盟のランキングでは700ポイントを獲得し50位につけています。

戦績

藤阪泰恒の戦績は以下の通りです。

60kg級

• - 2014年 - 全国高校選手権 5位
• - 2014年 - インターハイ 優勝
• - 2014年 - 講道館杯 3位
• - 2014年 - エクサンプロバンスジュニア国際 優勝
• - 2015年 - 全日本ジュニア 2位
• - 2016年 - ポーランドジュニア国際 2位
• - 2016年 - 学生体重別 2位
• - 2017年 - ヨーロッパオープン・ローマ 優勝
• - 2017年 - ユニバーシアード 優勝

66kg級

• - 2018年 - 講道館杯 3位
• - 2019年 - 体重別 3位
• - 2019年 - アジアオープン・台北 優勝
• - 2019年 - 講道館杯 5位
• - 2020年 - 講道館杯 優勝
• - 2021年 - 体重別 2位
• - 2021年 - グランドスラム・パリ 2位
• - 2022年 - 講道館杯 5位
• - 2023年 - 体重別 優勝
• - 2023年 - グランドスラム・ウランバートル 5位
• - 2023年 - グランドスラム・バクー 7位
• - 2023年 - 講道館杯 2位
• - 2024年 - 体重別 3位

藤阪の今後の活躍が期待されており、さらなる成長を遂げることでしょう。

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