虹の大橋

虹の大橋

虹の大橋（にじのおおはし）は、神奈川県道64号伊勢原津久井線に位置し、美しい宮ヶ瀬湖に架かる逆ローゼタイプのアーチ橋です。この橋は1985年に開通し、長さは330メートル、支間は210メートル、幅は10.3メートルです。また、かながわの橋100選にも選出され、地域の景観を彩る重要な存在となっています。地元では「相模原のレインボーブリッジ」として知られ、多くの観光客や地元住民に親しまれています。

いくつかの特徴を持つ虹の大橋ですが、その一つに設置されている転落防止フェンスが挙げられます。このフェンスは虹の色に塗装されており、視覚的にも楽しいアクセントとなっています。現在、橋自体は宮ヶ瀬湖にかかっていますが、ダムが建設される前は早戸川に架かっており、その当時は隆々とした高さがありました。ダムが湛水を開始した後、周囲の風景は大きく変わりましたが、虹の大橋はその存在感を失うことなく、湖の美しさと調和しています。

交通アクセスについては、神奈川中央交通のバスを利用するのが便利です。本厚木駅からは厚20・厚21系統の宮ヶ瀬行きに乗り、終点で下車した後、徒歩約10分の距離に位置します。橋本駅からは橋07系統が動正する鳥屋・鳥居原ふれあいの館行きに乗り、終点で降りて同様に徒歩でアクセス可能です。三ヶ木からも同様の便があり、鳥屋・鳥居原ふれあいの館行きに乗って終点で降車後、徒歩で10分程度の道のりとなります。

かつては、神奈中バスがこの虹の大橋を通り抜ける宮ヶ瀬〜三ヶ木・相模湖駅間や、宮ヶ瀬ダムへのシャトルバス路線を運行していましたが、現在は廃止されています。それでも、鳥居原ふれあいの館までは今もなお橋本駅からのバスが運行されています。

虹の大橋は、その美しさと便利なアクセスから地域の重要なランドマークとなっています。観光スポットとしてだけでなく、地域の住民の日常的な移動手段としても利用されています。そのため、橋を訪れる際には周辺の自然や湖の景観も同時に楽しむことができるでしょう。また、連なる山々の背後にかかる虹の大橋は、日々訪れる人々に感動を与え続けています。

この橋は単なる交通手段でなく、神奈川県の自然と文化を象徴する存在として、多くの人々の記憶に残ることでしょう。訪れる際には、ぜひその美しい景色を堪能しながら、心に残るひと時をお過ごしください。

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