蟹江郵便局

蟹江郵便局の概要

蟹江郵便局は、愛知県海部郡蟹江町本町8丁目170に位置する郵便局です。民営化前は集配普通郵便局として分類されていましたが、現在はその役割をさらに拡充し、地域の郵便および金融のニーズに応える重要な拠点となっています。

沿革

この郵便局の歴史は1880年にさかのぼります。最初は「蟹江本町郵便局」として開設され、5等の郵便局として機能しましたが、1884年には一度廃止されます。その後、1888年に再開設され、1890年には「蟹江郵便局」に改称しました。この時期、為替業務も開始され、地域のコミュニケーション手段として重要な役割を果たすことになります。

さらに1900年には「蟹江郵便電信局」に名称を変更し、通信官署官制の施行に伴い、1903年には再び「蟹江郵便局」としての運営が始まりました。1947年には、国際電報および内国の欧文電報の受付および配達業務が開始され、1960年代には電話交換業務が他の機関に移管されました。

1962年には新しい局舎が落成し、以降の数十年にわたって地域のための多様なサービスを提供してきました。1978年には和文電報受付と電話通話業務を再開しました。2000年には外国通貨の両替サービスや旅行小切手の取り扱いが開始され、これにより国際的なニーズにも応えることができるようになりました。

2007年の民営化により、一部業務が併設された郵便事業蟹江支店に移管されましたが、2012年にはこの支店が蟹江郵便局に統合され、通信サービスの一環としてさらに成長しました。また、2014年には所在地の町名が変更され、現在の住所に更新されています。

取扱内容

蟹江郵便局で提供される主なサービスには、郵便、印紙、ゆうパック、内容証明などの郵便関連業務のほか、貯金、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替、トラベラーズチェック、国債、投資信託などの金融商品もあります。加えて、生命保険や自動車保険、医療保険などの保険商品も取り扱っており、地域の様々な生活ニーズに対応しています。

また、ゆうちょ銀行のATMも設置されており、地域の住民が便利に利用できるよう配慮されています。さらに、ゆうゆう窓口を通じてより多くのサービスを提供し、海部郡蟹江町全域および近隣あま市の集配業務を担っています。

周辺情報

蟹江郵便局の周辺には、蟹江町役場や歴史民俗資料館、蟹江中学校や蟹江小学校など、地域の重要な施設が点在しています。これらの施設は地元の住民にとって身近な存在であり、日常生活に溶け込んでいます。

アクセス方法

アクセスに関しては近鉄名古屋線の近鉄蟹江駅から北側へ約500メートル、徒歩で約6分の距離です。また、JR関西本線の蟹江駅からは南へ約1キロメートル、徒歩で約12分の位置にあります。地域の交通手段としてお散歩バス（蟹江町コミュニティバス）も利用可能で、「蟹江郵便局前」の停留所があります。さらに自動車でのアクセスも良好で、東名阪自動車道の蟹江ICから南東へ約2.5キロメートルの場所にあり、駐車場も完備されているため、訪問者にとって便利です。

蟹江郵便局は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たし、今後もそのサービスの充実を図っていくことでしょう。

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