行きたがリーノ

行きたがリーノ：日本の魅力を再発見する旅番組

2014年4月から2019年3月まで、テレビ新広島で放送されたローカルバラエティ番組『行きたがリーノ』。アンタッチャブルの柴田英嗣さんがナビゲーターを務め、毎回異なる外国人ゲストが日本の各地を訪れ、独自の視点で日本の文化や風習、技術などを体験しました。番組オリジナルのワゴン「いきたがリーノ号」に乗って、日本の魅力を再発見していく様子が、密着取材によってリアルに描かれていました。

番組の魅力

『行きたがリーノ』は、単なる観光番組ではありませんでした。外国人ゲストの新鮮な視点を通して、私たち日本人が普段見過ごしている日本の素晴らしさを改めて気づかせてくれる番組でした。ゲストが日本の文化や自然に触れ、感動したり、戸惑ったりする様子は、見ている私たちにも多くの気づきを与えてくれました。

番組の大きな魅力の一つは、柴田英嗣さんの軽妙な語り口です。ゲストとの自然な掛け合い、そして日本の文化や歴史に関する知識を交えた説明は、番組をより楽しく、そして深く理解する助けとなりました。また、「いきたがリーノ号」という移動手段も番組の個性の一つで、ゲストを様々な場所に連れていくことで、より多くの日本の魅力を紹介することに繋がっていました。

放送内容と反響

番組では、ゲストの希望や興味に合わせて、様々な場所が紹介されました。伝統的な祭りや神社仏閣、現代的な都市風景、そして日本の自然など、多様な日本の魅力が映し出されていました。ゲストの国籍も多様で、それぞれの文化背景を持つゲストたちが日本の文化に触れることで、様々な視点からの日本の姿が描かれていました。

『行きたがリーノ』は、テレビ新広島だけでなく、台湾、シンガポール、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、スリランカ、モンゴルでも放送されました。これにより、日本の魅力を海外に発信する役割も担っていました。番組のイラストは、広島市に拠点を置くIC4DESIGNが担当し、番組の雰囲気をさらに魅力的に彩っていました。

番組のスタッフ

番組の成功は、制作スタッフの熱意と努力によるものです。エンドロールには多くのスタッフの名前がクレジットされ、それぞれの役割が番組を支えていました。ナレーションはバーゲルルミさん（元テレビ新広島アナウンサー）、構成はなかじまはじめさん、企画は槇原靖さんなど、多くのベテランスタッフが関わっていました。

放送時間と特別番組

番組は、当初は毎週土曜日16:30～17:00に放送されていましたが、後に18:30～19:00に変更されました。また、BSフジでも不定期で放送されていました。制作局のテレビ新広島では再放送も行われており、高い人気を維持していました。

2017年には、『行きたがリーノ 新春カープSP』と題した1時間の拡大版が放送され、広島東洋カープの外国人選手がゲストとして出演しました。

番組の終了

2019年3月30日、約5年間の歴史に幕を閉じました。多くの視聴者に日本の魅力を伝えるとともに、日本の再発見の機会を提供してくれた『行きたがリーノ』。番組が終了した今でも、その温かい記憶は多くの人々の心に残り続けています。

まとめ

『行きたがリーノ』は、外国人ゲストの視点を通して日本の魅力を再発見できる、心温まるバラエティ番組でした。番組を通して、日本文化の奥深さや素晴らしさを再認識し、新たな視点で日本を見つめ直すきっかけを与えてくれた番組として、高く評価されています。

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