街角ステーション 僕らのラジオ

街角ステーション 僕らのラジオ

「街角ステーション 僕らのラジオ」（まちかどステーションぼくらのラジオ）は、ラジオ大阪（OBC）で2006年10月2日から2011年3月31日まで、月曜日から木曜日の夕方から夜にかけて生放送されていたワイド番組です。音楽と情報、そして多種多様な箱番組を組み合わせた構成が特徴でした。

番組の始まりとコンセプト

この番組は、それまで同局で放送されていた夕方の「NEWSワンダーランド」（15:00〜17:30）と夜の「バンザイ歌謡曲それッ!」（18:00〜20:30）を統合する形でスタートしました。従来の歌謡曲ゲストとのトークパートは縮小されたものの、その代わりに最新ニュースや、ラジオカーによる近畿各地域の旬な話題レポートが充実。さらに、時間帯によって様々なジャンルの箱番組が挿入されるという、新たなスタイルが採用されました。

放送時間の変遷

番組開始当初は18時から20時26分までの2時間26分の放送でしたが、その期間中、何度か放送時間の変更が行われました。2007年4月には、20時台の一部の箱番組が分離したことで、終了時間が20時23分に繰り上がりました。さらに同年10月には、15時台のニュース番組が分離した影響で、開始時間が5分繰り下がる変更もありました。2010年4月からは、新番組の開始やニュース番組の分離に伴い、17時15分スタートの3時間10分番組へと短縮されました。しかし、わずか2ヶ月後の2010年6月には、前後の番組編成変更により、再び18時開始となり、番組開始当初に近い時間帯に戻りました。

パーソナリティ

メインパーソナリティを務めたのは、ラジオ大阪アナウンサーの松本恵治氏です。当初は水・木曜日を担当していましたが、2009年4月からは全曜日の担当となりました。過去には「ラジオ女優」の高岡美樹氏が月・火曜日を担当していましたが、担当番組の開始に伴い降板しました。また、タレントの奥井ともこ氏が木曜日のコーナーに出演していた時期もあります。松本アナが不在の際には、水野清文氏、原田年晴氏、高橋征二氏、乾龍介氏、南かおり氏など、多くの人物がピンチヒッターとして登場しました。

多彩なコーナーと箱番組

番組の大きな特徴として、多数の箱番組が内包されていた点が挙げられます。文化放送制作の「ミュージックギフト〜音楽・地球号」や「ニュース・パレード」、ニッポン放送制作の「どうですか歌謡曲」といった外部制作番組のほか、「ラジオでんでんタウン」「もっと知りたいOBC」など、ラジオ大阪独自の企画番組やインフォメーション番組も多数組み込まれていました。

番組独自のコーナーとしては、リスナー参加型の「カバー名曲アワー」や、全国各地の歌とエピソードを紹介する「全国ご当地ソング僕ラジマップ」などがありました。特に20時台は日替わりで様々なテーマが展開され、月曜日は「僕らのアニメソング」、火曜日は「絶品!畑違い、かけなきゃソング」、水曜日は「B面名曲発掘隊」、木曜日は「懐かしのL盤コンサート」といった、音楽に焦点を当てた企画が人気を集めました。

この他にも、「SANKEI EXPRESS NEWS」「天気予報」「交通情報」といった必須の情報コーナーが随時挿入されたほか、「僕ラジホットコーナー」「僕らのインフォメーション」といった番組独自の生活情報コーナーも設けられていました。過去には大阪市消防局提供の「ダイヤル119」や「夕刊フジ最終便」なども放送されていました。

番組の終了

「街角ステーション 僕らのラジオ」は、2011年3月31日をもって放送を終了しました。メインパーソナリティの松本恵治氏は後番組へ異動。後継番組としては、小川真由アナウンサーが司会を務める「真由のミュージックコンテナ」がスタートしました。

なお、日本全国のAMラジオ局で放送されている「トヨタ街角ステーション」とは直接の関係はなく、当番組内にトヨタ自動車やその販売店が提供するコーナーもありませんでした。

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