袋井警察署

袋井警察署について

袋井警察署（ふくろいけいさつしょ）は、静岡県袋井市に所在し、静岡県警察によって管理されています。地域の治安を維持し、住民の安全を確保する役割を果たしている重要な機関です。本署の住所は、静岡県袋井市新屋二丁目4番地の5です。

所管区域

袋井警察署の管轄区域には、袋井市及び周智郡森町が含まれています。これにより、地域に根ざした警察活動を行っており、住民のニーズに応じたサービスを提供しています。

歴史的背景

袋井警察署の歴史は1873年（明治6年）にさかのぼります。その年の12月、浜松県に地域の治安を担当する番人が配置され、森町屯所が設置されました。翌年の1874年には番人の縮小に伴いこの屯所は廃止されました。1876年には浜松県が廃止され、静岡県と合併したことで、警察第5出張所が見附宿に設置され、その管轄区域は磐田郡や周智郡、大部分の山名郡、豊田郡、及び長上郡の一部となりました。

1877年には名称が「警察出張所及び屯所」から「警察署及び分署」に改められ、静岡縣第5出張所は見附警察署に改称されました。この署は後に周智郡森町に森町分署を設置し、管轄区域を広げていきます。

1886年には森町分署が森町警察署として昇格し、同年中に袋井交番所が袋井分署として昇格し、森町警察署と併せて山名郡全域を管轄することとなりました。

1901年には森町警察署の奥山分署が設置され、地域の治安をますます強化しました。1914年には見附警察署袋井分署が廃止され、袋井町に巡査部長派出所が設置されることにより、さらなる組織整備が行われました。

戦後の1948年に警察法の施行により、磐田警察署とともに自治体警察組織が再編成され、袋井町警察署や森町警察署などが設立されることになりました。1951年には、再び袋井町警察署が廃止され、その業務が国家地方警察南磐田地区警察署に引き継がれました。

1963年、森警察署が管轄する山梨町が袋井市と合併し、磐田警察署の管轄になりました。時の流れと地域の変化に応じて、組織は進化し続けています。

現在の体制

2011年に袋井警察署が新設され、森警察署はその機能を終了しました。この形態により、地域住民のニーズに即した警察業務が行われています。

分庁舎・交番・駐在所

袋井警察署は、森分庁舎や複数の交番、警察官駐在所を設置しています。具体的には、森分庁舎は周智郡森町に、浅羽交番、中央交番、山梨交番が袋井市に位置しています。また、警察官駐在所も袋井市岡崎や友永、森町の各所に点在しており、地域の安全を確保するため、常に警察官が駐在しています。

まとめ

袋井警察署は、地域の治安を守るために長い歴史を持ち、その役割は時代とともに進化してきました。現在も、地域住民の安心・安全を最優先に考え、警察活動に取り組んでいます。

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