装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編

『装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編』の詳細

『装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編』は、1998年4月2日にタカラ（後のタカラトミー）から発売されたPlayStation用の3Dシューティングゲームです。本作は、サンライズの人気テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』を基にしており、特に原作の前半部分で展開されるウドとクメンのストーリーを中心に展開します。

ゲームの内容

このゲームでは、プレイヤーが主人公のキリコ・キュービィーとなり、様々なAT（アーマードトルーパー）を操縦して戦うことになります。ゲームは3Dのシューティングアクション形式で、射撃と格闘の両方の武器を駆使して進むことが求められます。圧倒的なスピード感と迫力をもったゲームプレイがデザインされています。

ATの操作とゲームシステム

『ボトムズ ウド・クメン編』の特徴的な点は、ATを操作する際にPR液（ポリマーリンゲル）の管理が重要となることです。ATは動くたびにこの液体を消費し、その量が少なくなると機体の動作にも影響を及ぼします。プレイヤーは、腕や脚の動作数値を調整しながら効率よく行動する必要があります。

射撃武器には、連発式のヘビーマシンガンが用意されており、弾薬が尽きた際は強制的に再装填されます。追加のサブウェポンも豊富で、ミサイルポッドやバルカン砲などがゲーム中に登場します。特に印象的な格闘攻撃として、AT特有のアームパンチがあり、強力ですが回数に制限があります。

ゲームを進める際には、ミッションごとのセッティングが行われ、ストーリーシーンと共に自機の装備を調整します。クリアタイムや機体の損傷度によって、ランキングはS、A、B、D、Eの5段階で評価されます。

ミッションディスクの存在

本作には特殊攻撃として5種類のミッションディスク（MD）が用意されています。これらはゲームをクリアした後に得られる特殊攻撃で、手に入れたものを他のステージでも利用できるようになります。たとえば、キック攻撃を行うMDは最初から入手可能ですが、実用性はあまり高くありません。

固定された攻撃方法として「オールラウンドバースト」や「オートトラッキング」などがあり、実際にこれらを使用することで戦局を有利に進められます。

登場ATとステージ

プレイヤーが操作できるATはスコープドッグを筆頭に、マーシィドッグやレッドショルダーなど多彩です。各ミッションは原作エピソードに基づいており、全10ステージから構成されています。各ミッションは原作のストーリーに絡み、プレイヤーはその物語を追体験できます。

キャラクターと声優

本作では、テレビオリジナルキャストによる声優陣が脇を固めており、キリコ役には郷田ほづみ、フィアナ役には弥永和子などが参加しています。また、敵キャラクターや盟友たちも多様な声優によって表現されています。

『装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編』は、原作ファンのみならず、ゲーム好きにとっても魅力的な要素が満載の作品です。このゲームの独自の操作感やストーリー展開は、プレイヤーに対して新たな楽しみを提供しています。

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