裾野バイパス

裾野バイパスについて

裾野バイパス（すそのバイパス）は、静岡県駿東郡小山町から沼津市に至る国道246号のバイパス道路です。このバイパスは、交通の円滑化と地域発展を目的に建設され、1994年に暫定2車線で全線が開通しました。裾野バイパスは、35.3kmの長さを有し、其の走行区間には様々な特徴があります。

路線データ

裾野バイパスは国道246号に位置し、起点は小山町小山、終点は沼津市大岡となっています。主要なデータは以下の通りです。

• - 全長: 35.3km
• - 起点: 小山町小山
• - 終点: 沼津市大岡

バイパスは、3つのセクションに分けられており、それぞれ異なる規格が設けられています。

• - 小山町小山 - 御殿場市古沢：約9.2km（第3種第2級）
• - 御殿場市古沢 - 沼津市岡一色：約24.9km（第3種第1級）
• - 沼津市岡一色 - 沼津市大岡：約1.2km（第4種第1級）

完成したバイパスは4車線の道路ですが、小山町内の一部区間では暫定的に2車線の設計となっています。各セクションの設計速度は、最初の区間が60 km/h、次の区間が80 km/h、そして最後の区間が60 km/hです。最急勾配は6%、最小半径は110mとされています。

沿革と発展

裾野バイパスの事業は1966年度に始まり、用地買収の着手から工事が進められました。1994年3月24日には、全線が開通し、地域交通の利便性が向上しました。バイパスの上には主要な交差点が存在し、交差点は県道以上の重要な交通路と接続しています。

延長計画

現在、裾野バイパスの終点は沼津IC南交差点であり、さらに国道1号及び国道414号と接続する計画があります。この接続部分は、東海道新幹線の下をくぐり、古墳を避けたルートでの建設が検討されています。整備された道路は2026年度以降に暫定2車線で供用が開始される予定です。この新しいルートによって、国道1号との接続も改善されるでしょう。

交通環境

裾野バイパスは標高が高い御殿場地区を通るため、大きな勾配があり、通行することで気温の変化を実感できる部分が多いです。特に、国道138号との交差点付近は約475mと高所に位置します。そのため、バイパスを疾走する車両は100km/hに達することがよくあります。ただし、オービスが設置されていないため、御殿場警察署や沼津警察署が日常的に見回りを行っており、交通取締りが行われています。

このように、裾野バイパスは静岡県の交通網において重要な役割を果たしており、今後の発展にも期待が寄せられています。地域住民にとっても利便性が向上し、より快適な生活環境が整備されることが望まれます。

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