西ノ京駅

西ノ京駅（にしのきょうえき）

西ノ京駅は、奈良県奈良市西ノ京町に位置する近畿日本鉄道（近鉄）橿原線の駅です。駅番号はB28。

概要

西ノ京駅は、唐招提寺や薬師寺といった著名な寺院への最寄りの駅として、多くの観光客に利用されています。2007年以降、土休日ダイヤを中心に急行列車が停車するようになり、2010年からは一部の特急列車も停車するようになりました。2012年からは平日ダイヤでも特急・急行が停車する時間帯が設けられ、駅の利便性は向上しています。

歴史

1921年（大正10年）：大阪電気軌道畝傍線（現在の橿原線）の開通時に開業。
1941年（昭和16年）：関西急行鉄道の駅となる。
1944年（昭和19年）：近畿日本鉄道の駅となる。
1996年（平成8年）：地下駅舎化。
2007年（平成19年）：急行停車駅に追加、PiTaPa使用開始。
2010年（平成22年）：特急停車駅に追加。
2012年（平成24年）：特急と急行の停車時間帯を拡大。
2021年（令和3年）：駅員の常駐が取りやめ。

駅構造

地上駅で、相対式2面2線のホームを有しています。ホームの有効長は6両編成に対応しています。改札とコンコースは地下にあり、ホームへは地上からアクセスします。改札口は東西に2か所、出入口は両ホームの橿原寄りに設置されています。

天理駅が管理する有人駅で、PiTaPa・ICOCAに対応した自動改札機と自動精算機が設置されています。以前は特急券を駅窓口で購入できましたが、現在は特急券発売機が設置されています。

のりば

停車列車

普通列車のほか、一部時間帯には特急・急行が停車します。

特急: 大和西大寺駅および橿原神宮前駅を10時台 - 15時台に発車する京橿特急が停車します。
急行: 特急の停車時間帯に準じますが、土休日は17時頃までと特急よりも停車時間帯が長くなっています。

臨時停車

過去には、薬師寺でのイベント開催などに合わせて臨時列車が運転されたり、特急・急行が臨時停車した実績があります。

2001年：薬師寺の壁画公開時に一部の特急と急行が臨時停車。ホーム延伸が行われました。
2009年：唐招提寺金堂大修理落慶法要、薬師寺晋山奉告法要の際に臨時特急列車が運転。
2010年以降：薬師寺のイベント時に急行に加え、特急の臨時停車も行われるように。

京都駅 - 天理駅間の臨時特急は上りのみ停車します。

利用状況

近年の一日乗降人員は以下の通りです。

2022年11月8日：6,605人
2021年11月9日：6,229人
2018年11月13日：7,800人
2015年11月10日：7,288人

駅周辺

薬師寺
唐招提寺
国立病院機構奈良医療センター
奈良県総合医療センター
西の京病院
がんこ一徹長屋
墨の資料館
奈良西ノ京郵便局
ドン・キホーテ奈良店

バス路線

奈良交通のバスが発着しています。

隣の駅

近畿日本鉄道
B 橿原線

□特急一部停車駅（日中の列車が停車）：大和西大寺駅 (B26) - 西ノ京駅 (B28) - 近鉄郡山駅 (B30)
■急行（平日10 - 16時、土休日9 - 18時台）：大和西大寺駅 (B26) - 西ノ京駅 (B28) - 近鉄郡山駅 (B30)
* ■普通：尼ヶ辻駅 (B27) - 西ノ京駅 (B28) - 九条駅 (B29)

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