西南学院大学博物館

西南学院大学博物館について

西南学院大学博物館は、福岡県福岡市にある西南学院大学のキャンパス内に位置する大学博物館です。この博物館は、キリスト教主義教育を建学の精神とし、具体的な資料を通じてキリスト教文化への理解を深めることを目指しています。学生の教育に貢献するだけでなく、その成果を地域社会にも発信することを重要な使命としています。

2006年5月に開館したこの博物館は、キリスト教の歴史や文化、日本におけるキリシタン信仰、そして西南学院の創立者であるC.K.ドージャーに関する貴重な資料を多数収蔵しています。これらの資料を通じて、来館者はキリスト教文化に対する深い理解を得ることができます。

文化財としての価値

博物館の建物自体もまた、重要な文化財としての価値を持っています。この建物は、かつて西南学院の本館・講堂として使用されていたもので、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計され、1921年に竣工しました。ジョージアン・コロニアル・スタイルの建築様式が特徴で、レンガ積みの外観や左右対称のデザイン、窓周りの装飾が施されています。

建物の寸法は、間口24m、奥行き15m、軒高10.4m、棟高15mとされています。その後、西南学院高等学校講堂として使用され、2003年に中学校・高等学校が百道浜キャンパスに移転した際に、耐震工事と修理復元工事を経て博物館へと生まれ変わりました。この建物は、福岡市指定有形文化財（2004年3月指定）を経て、2015年3月5日には福岡県指定有形文化財（建造物）にも指定されています。

博物館の活動

西南学院大学博物館は、以下の協議会や研究機関に加盟し、積極的に活動しています。

日本博物館協会
全日本博物館学会
九州博物館協議会
福岡県博物館協議会
國學院大學博物館研究協力協定

開館時間と休館日

博物館は、以下の時間帯で開館しています。

開館時間: 午前10時～午後6時
入館時間: 午後5時半まで

休館日は以下の通りです。

毎週日曜日
夏季休暇(8月10日～8月16日)
キリスト降誕祭(12月25日)
年末・年始(12月28日～1月5日)

入館料は無料ですので、どなたでも気軽に訪れることができます。

関連情報

より詳しい情報については、以下のリンクをご参照ください。

公式ウェブサイト
X（旧Twitter）
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文化遺産オンライン


この博物館は、キリスト教文化を深く理解するための貴重な場所であり、歴史的建造物としても重要な価値を持っています。ぜひ一度、訪れてみてください。

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