西口向上委員会

西口向上委員会について

西口向上委員会は、ギャグプロレス団体「西口プロレス」の興行において重要な役割を果たすリングガールのユニットです。主に試合開始前の選手入場時に名前を掲示するなど、観客を盛り上げる活動を行っています。特に、休憩中にはフォトセッションを実施し、ファンと交流する機会も得ています。このユニットは2015年度から「西口向上↑↑放送部」内で放送される番組にも出演しており、幅広いメディア展開をしています。

設立と成り立ち

西口向上委員会のメンバーは、毎年行われるオーディションによって選ばれ、ユニットの人数は年々増加しています。設立当初の2008年には3人のメンバーで構成されていましたが、2021年には8人にまで増えました。オーディションで選出されるメンバーは、全員が多様なバックグラウンドを持ちながら、特にファッションモデルやレースクイーンとしての活動が際立っています。これは、観客層がリング上のプロレスよりも向上委員会に強い関心を寄せていることの表れとも言えるでしょう。

役割と活動内容

向上委員会の主な活動としては、試合前や休憩中のフォトセッション、そして試合後のグッズ販売が挙げられます。このフォトセッションは特に人気で、選手が入場した直後に、熱心なファンがカメラを手にリング周りに殺到するシーンが毎回恒例となっています。残念ながら、このイベントは2019年に一時終了し、その理由は公式に説明されていませんが、「諸事情により」との表記があります。しかし、2022年には「ミニフォトセッション」として一部復活し、ファンからの期待に応えています。

任期と卒業式

メンバーの任期は基本的に4月から翌年の3月までであり、この一年間の活動終了後に卒業式が行われます。興味深い点として、任期内に次期メンバーのオーディションが実施され、継続的に出演できる場合は「留年」と称されます。これにより、過去のメンバー達は自身の在籍年数をトークのネタにすることができ、特に長い在籍を果たしたメンバーは注目を浴びることがあります。2023年度には、荒井つかさが10年連続で留年という記録を打ち立てました。

これまでのメンバー

これまでの向上委員会には、多くのタレントが在籍してきました。例えば、2021年度は荒井つかさや生田ちむを筆頭に、様々なメンバーが揃いました。また、毎年のオーディションによって新たな才能が加入し続けており、従来からのメンバーと共に新しい風を吹かせています。

思い出のエピソード

面白いエピソードとして、山本紗代が所属していた頃、彼女の結婚式においてリング上でドレス姿を披露した際、他の選手たちによるドロップキックのパフォーマンスが話題となりました。このように、向上委員会は単なるリングガールの枠を超え、プロレスのエンターテインメントとしての一環の楽しさを提供しています。

以上のように、西口向上委員会はただのリングガールではなく、プロレスの世界に新たな価値を提供する存在となっています。観客との距離感を大切にしながら、エンターテインメント性をアップさせるためのさまざまな活動を展開しているのです。今後も、その活動に期待が寄せられることでしょう。

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