西山将士

西山 将士のプロフィール

西山将士（にしやま まさし）は、1985年7月9日生まれの日本の柔道家です。90kg級を主戦場とし、身長は179cm、血液型はA型です。左組みのスタイルを持ち、四段の段位を誇ります。主な得意技には大外刈、大内刈、寝技がありますが、競技者としての彼の経歴は単なる技術にとどまらず、現在はProver株式会社の代表を務め、転職支援や法人の採用支援に力を入れています。2022年8月には、柔道着の素材を使ったトートバッグの開発プロジェクトを開始しました。

経歴

西山は山口県下関市の彦島で育ち、6歳のころから柔道を始めました。その後、国士舘高校に進学し、3年生の時にはインターハイの団体戦と個人戦の100kg級で優勝しました。その後、国士舘大学に進むと、学生体重別選手権での活躍がありましたが、特に目立った成績はなかったと言えます。

新日本製鐵に入社後、階級を90kgに下げた西山は、講道館杯での優勝を皮切りに、2009年には体重別選手権でも優勝し、国際大会ではアジア選手権や東アジア競技大会での金メダルを獲得しました。特に団体戦においては、ワールドカップ・サルヴァドールや世界団体選手権での日本チームの勝利に貢献し、2010年の講道館杯では3連覇を遂げています。

2011年も引き続き活躍し、講道館杯では4連覇を達成しました。また、グランドスラム・東京では彼の勝利が引き続いています。2012年にはワールドマスターズで優勝し、その年のロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得しましたが、中国選手との準々決勝では苦しい戦いとなりました。

2013年には体重別大会で初戦敗退となりましたが、その実績から世界選手権の代表に選出されました。しかし、同選手権では早々に敗れる結果となりました。2015年には実業個人選手権で優勝したものの、2016年のリオオリンピックを目指すことができない見込みとなり、現役引退の意向を表明しました。そして、2016年1月には正式に引退を発表しました。この際に彼は、オリンピックで日の丸を背負って戦った経験を誇りに思うとのコメントを残しました。

引退後の西山は、5年間にわたり日本製鉄での業務に専念しましたが、2020年12月には退社し起業しました。現在、Prover株式会社の代表として、アスリートや異業種に挑戦する人々への転職支援を行っており、その中でも柔道着の素材を利用した商品企画にも注力しています。

人物像

若干の柔道キャリアを経て、西山は2014年に北九州市から特命スポーツ大使に委嘱されており、地元に貢献することにも関心を持っています。また、矢沢永吉のファンであることも、彼の個性の一部です。

戦績

以下に彼の主な戦績を記載します。

• - 2000年: 全日本選抜少年柔道大会 中学生の部 個人戦 3位
• - 2003年: インターハイ、優勝
• - 2004年: ジュニア体重別 2位
• - 2010年: グランドスラム・東京、優勝
• - 2012年: ロンドンオリンピック、3位
• - 2015年: 実業個人選手権、優勝

西山将士は、柔道界での数々の歴史的な業績を挙げた後、ビジネスの世界でも新たな挑戦を続けています。これからの彼の活躍にも期待が寄せられています。

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