西本夏生
北海道富良野市に生まれ、現在は東京を拠点に活動するピアニスト、西本夏生（にしもと なつき）。情熱的なスペインやラテンアメリカの作品演奏に定評があり、ロシアの作曲家ニコライ・カプースチンの作品にも深く傾倒していることで知られています。
北海道旭川東高等学校を卒業後、早稲田大学人間科学部で心理学を修め、さらに東京芸術大学大学院では音楽教育とピアノを専門に学びました。大学院修士課程を修了後、スペイン・バルセロナに渡り、現地の音楽家たちとの交流を通して研鑽を積みます。カタルーニャ高等音楽院（ESMUC）およびカステジョン高等音楽院の修士課程を、いずれも優秀な成績で修了するという輝かしい実績を残しました。
西本氏はソロ活動に加え、ピアニストの佐久間あすかとはピアノデュオユニット「piaNA」を結成し、共演活動も精力的に行っています。特にニコライ・カプースチンの作品には深い造詣を持ち、本人から直接2曲（「Three for two op.145」「Capriccio op.146」）のピアノデュオ曲を献呈されるという稀有な経験を持つ数少ない日本人ピアニストの一人です。2012年には、カプースチンの4手作品のみを収録したCD「piaNA plays Kapustin」をリリース。同年の第12回グリーグ国際ピアノコンクール4手部門では、piaNAとしてファイナリストディプロマを受賞しました。献呈された2曲は、2014年4月4日に世界初演を果たしています。
これまでにスペインをはじめとする世界10カ国で演奏を披露。スペイン国内では、カタルーニャ音楽堂、バレンシア音楽堂大ホール、L’Auditori、ホアキン・ロドリーゴホール、アタルフェホールなど、主要な会場で演奏を行ってきました。ソリストとしても、International Orchestra Virtuosos of Madrid（スペイン）、Mediterráneo Symphony Orchestra（スペイン）、Madri Chamber Orchestra（韓国）、Çukurova State Symphony Orchestra（トルコ）といったオーケストラと協奏曲を共演しています。また、2011年にはブラジル・ロンドリーナ音楽祭に公式伴奏者として招かれました。
2015年10月からは再び東京に拠点を移し、活動の幅を広げています。2018年には、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこ氏が企画・監修したドビュッシー没後100年記念アルバム「クロード・ドビュッシーの墓」に参加し、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれました。同年には、作曲家・千住明氏が音楽監督を務めた「蜜蜂と遠雷～リーディング・オーケストラコンサート～」にも参加するなど、多岐にわたるプロジェクトに携わっています。
2020年には、初のソロアルバムとしてスペインの注目作曲家パスカル・ヒメノの作品「演奏会用リズム・エチュード 第1集・第2集」を制作。このアルバムに収録された第2集は、作曲家本人から西本氏に献呈された作品であり、JAZZの要素を取り入れた鮮烈なピアニズムが高い評価を受け、「レコード芸術」誌にて準特選盤に選出されました。
これまでにピアノを中村明美、宮澤功行、木内泰子、迫昭嘉、ピエール・レアク、レオネル・モラレス各氏に師事。特にモラレス門下においては、日本人として初めて正式な門下生として迎えられています。室内楽は有森博、東誠三、上森祥平、ケネディ・モレッティ、ロレンツォ・コッポラ各氏に師事。さらに、パウル・バデュラ＝スコダやボリス・ベルマン、ユリ・ディデンコなど、錚々たる顔ぶれのマスタークラスにも多数参加し、研鑽を深めました。
国際コンクールでの受賞歴も豊富で、以下のような実績があります。
第1回San Giovanni Teattino国際ピアノコンクール（イタリア）第1位
第6回Campillos国際ピアノコンクール（スペイン）第2位
2015年 Malta国際ピアノコンクール第2位（マルタ）
第13回Spanish composers国際ピアノコンクール（スペイン）第3位
第15回Jose Roca国際ピアノコンクール（スペイン）第3位
第27回Cidade Ferrol国際ピアノコンクール（スペイン）スペイン音楽賞
第7回 Teresa Llacuna国際ピアノコンクール（フランス）審査員特別賞
第20回 IBLA GRAND PRIZE（イタリア）最優秀演奏者賞並びにヒナステラ特別賞
* 第16回Brest国際ピアノコンクールショパン部門（フランス）第1等メダル
白梅学園大学・同短期大学にて非常勤講師、洗足学園音楽大学にて準演奏補助要員として勤務した経験もあります。教育活動にも熱心に取り組みながら、演奏家として国内外で精力的な活動を続けています。
北海道旭川東高等学校を卒業後、早稲田大学人間科学部で心理学を修め、さらに東京芸術大学大学院では音楽教育とピアノを専門に学びました。大学院修士課程を修了後、スペイン・バルセロナに渡り、現地の音楽家たちとの交流を通して研鑽を積みます。カタルーニャ高等音楽院（ESMUC）およびカステジョン高等音楽院の修士課程を、いずれも優秀な成績で修了するという輝かしい実績を残しました。
西本氏はソロ活動に加え、ピアニストの佐久間あすかとはピアノデュオユニット「piaNA」を結成し、共演活動も精力的に行っています。特にニコライ・カプースチンの作品には深い造詣を持ち、本人から直接2曲（「Three for two op.145」「Capriccio op.146」）のピアノデュオ曲を献呈されるという稀有な経験を持つ数少ない日本人ピアニストの一人です。2012年には、カプースチンの4手作品のみを収録したCD「piaNA plays Kapustin」をリリース。同年の第12回グリーグ国際ピアノコンクール4手部門では、piaNAとしてファイナリストディプロマを受賞しました。献呈された2曲は、2014年4月4日に世界初演を果たしています。
これまでにスペインをはじめとする世界10カ国で演奏を披露。スペイン国内では、カタルーニャ音楽堂、バレンシア音楽堂大ホール、L’Auditori、ホアキン・ロドリーゴホール、アタルフェホールなど、主要な会場で演奏を行ってきました。ソリストとしても、International Orchestra Virtuosos of Madrid（スペイン）、Mediterráneo Symphony Orchestra（スペイン）、Madri Chamber Orchestra（韓国）、Çukurova State Symphony Orchestra（トルコ）といったオーケストラと協奏曲を共演しています。また、2011年にはブラジル・ロンドリーナ音楽祭に公式伴奏者として招かれました。
2015年10月からは再び東京に拠点を移し、活動の幅を広げています。2018年には、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこ氏が企画・監修したドビュッシー没後100年記念アルバム「クロード・ドビュッシーの墓」に参加し、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれました。同年には、作曲家・千住明氏が音楽監督を務めた「蜜蜂と遠雷～リーディング・オーケストラコンサート～」にも参加するなど、多岐にわたるプロジェクトに携わっています。
2020年には、初のソロアルバムとしてスペインの注目作曲家パスカル・ヒメノの作品「演奏会用リズム・エチュード 第1集・第2集」を制作。このアルバムに収録された第2集は、作曲家本人から西本氏に献呈された作品であり、JAZZの要素を取り入れた鮮烈なピアニズムが高い評価を受け、「レコード芸術」誌にて準特選盤に選出されました。
これまでにピアノを中村明美、宮澤功行、木内泰子、迫昭嘉、ピエール・レアク、レオネル・モラレス各氏に師事。特にモラレス門下においては、日本人として初めて正式な門下生として迎えられています。室内楽は有森博、東誠三、上森祥平、ケネディ・モレッティ、ロレンツォ・コッポラ各氏に師事。さらに、パウル・バデュラ＝スコダやボリス・ベルマン、ユリ・ディデンコなど、錚々たる顔ぶれのマスタークラスにも多数参加し、研鑽を深めました。
国際コンクールでの受賞歴も豊富で、以下のような実績があります。
第1回San Giovanni Teattino国際ピアノコンクール（イタリア）第1位
第6回Campillos国際ピアノコンクール（スペイン）第2位
2015年 Malta国際ピアノコンクール第2位（マルタ）
第13回Spanish composers国際ピアノコンクール（スペイン）第3位
第15回Jose Roca国際ピアノコンクール（スペイン）第3位
第27回Cidade Ferrol国際ピアノコンクール（スペイン）スペイン音楽賞
第7回 Teresa Llacuna国際ピアノコンクール（フランス）審査員特別賞
第20回 IBLA GRAND PRIZE（イタリア）最優秀演奏者賞並びにヒナステラ特別賞
* 第16回Brest国際ピアノコンクールショパン部門（フランス）第1等メダル
白梅学園大学・同短期大学にて非常勤講師、洗足学園音楽大学にて準演奏補助要員として勤務した経験もあります。教育活動にも熱心に取り組みながら、演奏家として国内外で精力的な活動を続けています。
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