西村憲

西村 憲のプロフィール

西村 憲（にしむら けん）は、1986年12月4日生まれ、福岡県古賀市にルーツを持つ元プロ野球選手（投手）です。右投右打の彼は、2024年から和歌山ウェイブスの監督に就任予定です。また、彼の実兄である西村悟も元プロ野球選手として知られています。

経歴の初期

西村は、小学校3年生の頃から兄の影響で野球を始めました。福岡工大城東高校では、3年時に第76回選抜高校野球大会に出場したものの、登板はありませんでした。その後九州産業大学に進学し、福岡六大学リーグで通算17勝を挙げ、2008年秋季リーグでは最優秀選手に選出されました。2008年のプロ野球ドラフトでは、阪神タイガースから4巡目指名を受け、契約金6,000万円、年俸840万円で入団しています。

阪神時代

プロ入り初年の2009年には、二軍で36試合に登板し、4勝3敗、防御率2.20を記録し、一軍では6試合に登板しました。2010年には春の一軍キャンプに参加し、横浜ベイスターズ戦でプロ初勝利を収めました。この年は149km/hの球速を叩き出すなど安定した投球を見せました。

しかし、シーズン中盤以降、疲労から成績が下降し、撤収。2011年は再び一軍に昇格を果たしますが、登板試合数は限られ、2012年には昇格できずに右肘の手術を受けています。その後の2013年、2014年はそれぞれ3試合、登板なしで終了し、2014年には戦力外通告を受けました。

独立リーグでの挑戦

プロ野球でのキャリアが終わった後、2015年からBCリーグの石川ミリオンスターズでプレイし、クローザーとして素晴らしい成績を残しました。2016年には滋賀ユナイテッドベースボールクラブに移籍し、数々の試合で活躍しましたが、最終的にはその年で選手としてのキャリアを終えました。

社会人野球と指導者としての歩み

2018年からは社会人野球のチームでプレイしつつコーチとしても活動し、2023年には富山GRNサンダーバーズの投手コーチとして指導にあたります。そして2024年には和歌山ウェイブスの監督に就任することが発表され、改めて野球界に身を置くことになりました。野球界での豊富な経験を持つ彼が監督としてどのようにチームを育てていくのか、注目が集まります。

投手としてのスタイル

西村の投球スタイルには、ストレートと縦のスライダーが特徴的であり、フォークやカーブ、シュートも使いこなしていました。阪神時代には、球速149km/hのストレートを持ち、マウンドでの度胸の強さを発揮しましたが、肘の故障を経験してからは、球速に頼らない投球を心掛けるようになりました。

結論

若手選手にとって、彼のような経験豊富な指導者の存在は非常に貴重です。西村憲は、選手としてだけでなく指導者としての進化を続けています。新たな挑戦を迎える彼から目が離せません。

もう一度検索